映画『インサイド』が7月13日から東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国で公開される。
同作は、交通事故で夫を亡くし、補聴器なしでは音が聞こえない障がいが残った妊婦のサラが主人公。お腹の子供を心の支えに1人で暮らすサラの家に突然見知らぬ女が侵入して彼女を殺そうと追い詰め、サラの補聴器が壊れて音が聞こえなくなる中、陣痛が始まってしまう、というあらすじだ。原題は『Inside』。
女から逃げながらも陣痛に見舞われるサラ役を、『P2』などのレイチェル・ニコルズが演じる。また執拗にサラを殺そうとする見知らぬ女を演じるのは、デヴィッド・リンチ監督『マルホランド・ドライブ』に出演したローラ・ハリング。監督は『スペイン一家監禁事件』のミゲル・アンヘル・ビバス、脚本は『REC/レック』シリーズのジャウマ・バラゲロが担当した。
公開されたポスタービジュアルでは、お腹を抱えたサラと、背後で包丁を手に立ち尽くす女の姿が写し出されている。あわせて公開された予告編では、夫婦が車の衝突事故にあうシーンや雨の中、裸足の女が現れ、ドアに包丁を突き立てる場面、お腹にハサミの刃が迫る様子、女に追い詰められるサラの姿などが確認できる。補聴器が壊れてサラの耳が聞こえなくなってしまう映像の後半からは、セリフや効果音がなくなり、耳鳴りと心音だけで構成されている。