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MotoGP:マルケス、オースティンは「これまでと同じく集中したい」。右手骨折のペドロサもエントリー

2018年04月19日 14:31  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム
MotoGP第3戦アメリカズGPを前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスと右手を骨折中のダニ・ペドロサが意気込みを語った。

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(MotoGPクラスランキング5位)

 アルゼンチンGPでは、スタートでエンジンが止まり、自ら押しがけで再始動してスタートした結果、ライドスルーペナルティを受けて、後方からの追い上げを強いられたマルケス。しかし、追い上げ途中のレース終盤にバレンティーノ・ロッシと接触し、ロッシが転倒してしまったため、5位でチェッカーを受けたものの、レースタイムにプラス30秒のペナルティを受け、18位とノーポイントに終わってしまった。

 しかし、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)はマルケスが最も得意とするコース。MotoGPクラス参戦1年目の2013年に初ポールと初優勝を達成、以後、昨年までの5年間連続でポール・トゥ・ウインを達成している。アルゼンチンでのロッシとの接触により、再びロッシとの間で緊張関係が発生しているが、今季初優勝をめざして、マルケスは前を向いている。

「カタールでいいシーズンスタートを切った後、アルゼンチンでノーポイントに終わってしまったけど、バイクのフィーリングはよかったのでポジティブだ。シーズンは長い、重要なのは僕たちのレベルだ」

「オースティンにはいい思い出がある。MotoGPクラスで初ポールポジションと初優勝を記録し、そのときからいい走りができているから、いい結果にトライするにはよい場所だけど、バイク、タイヤ、コースなど、毎年条件は異なる。今年は路面のギャップが減っているようなのでコースの状態を確認しよう。これまでと同じく僕たちの仕事に集中したい」

■ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム(MotoGPクラスランキング12位)

 前戦アルゼンチンGPでは、トップ集団に加わっていた1周目の最終コーナーで、インをついてきたザルコを避けてラインを外したところ、ウエットパッチに乗って転倒、右手を強打し、右手橈骨遠位端(とうこつえんいたん)を骨折、手術を受けたペドロサ。

 アメリカズGPへの参戦はメディカルチェック次第となるが、参戦に向けて準備を進めている。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では2013年と2014年に2位、昨年は3位に入賞した経験を持っている。

「右手は、手術日から少しずつ回復している。炎症を抑え、可動域を広げられるように物理療法に取り組んだ。筋力が戻って来たことで、回復を感じるけど、現実的な可能性を計るのが難しい」

「オースティンはタフなコースで、バイクに乗っていないから、コンディションを判断することはできないけど、ハッキリしていることは、アメリカに行き、トライする価値があるということだ」