MotoGP第3戦アメリカズGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハ・MotoGP(MotoGPクラスランキング8位)
開幕戦カタールで3位表彰台を獲得したロッシだったが、第2戦アルゼンチンでは6番手走行中のレース終盤の20周目にインをついてきたマルケスと接触、ロッシはアウト側のグラベルに出たところで転倒を喫してしまった。ロッシは再スタートしたが、19位とノーポイントに終わった。レース後、ロッシはマルケスの走り方を危険だと非難、二人の間には再び緊張が走ることになった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では2013年に6位、2014年に8位、2015年に3位、2016年はリタイア、昨年は2位に入賞している。
「アルゼンチンのような困難なレースの後、再びコースに戻ってくることは重要だ。僕たちはYZR-M1を改良するために努力しなければならず、そのために全てのセッションが重要となる」
「オースティンは僕にとってM1にとってもとても難しいコースだが、それだけに僕とチームはベストな仕事をしなければならない必要があり、フリー走行からいいセットアップを見つけなければならない。テキサスではいつもハッピー。この雰囲気が大好きだ」
「今シーズンはいいスタートを切れなかったが、オースティンではいいレースができることを願っている。ベストをつくすよ」
■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハ・MotoGP(MotoGPクラスランキング4位)
開幕戦カタールで6位、第2戦アルゼンチンで5位と、コンスタントに上位で完走し、ランキング4位につけるビニャーレス。しかし、昨年は連勝を飾った序盤の2戦と異なり、未だトップ争いには加われておらず、マシンに課題が残っている様子だ。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)ではMotoGPクラス1年目の2015年に9位、2016年に4位、昨年は予選2番手からスタートしながら、レース序盤、4番手走行中に転倒リタイアに終わっている。
「オースティンでマシンのさらなる改良に取り組むことができる。3戦目なので、ミスはできない。全力をつくして勝利のために戦う必要がある」
「去年のCOTAではいい思い出はなかった。残念ながらレース序盤に転倒してしまったので、今年は最後までトップ争いにつけていたいし、表彰台に立ちたい。COTAは素晴らしいレイアウトのコースで好きなコースだ。100%プッシュして、GPを楽しみたい」