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WEC:マノーのラスト1席はオリバー・ターベイが獲得。スパでLMP1デビューへ

2018年04月19日 12:01  AUTOSPORT web

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プロローグテストに参加したCEFC TRSMレーシングの6号車ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
WEC世界耐久選手権の2017/18年“スーパーシーズン”より、最高峰カテゴリーのLMP1クラスに参戦する“マノー”ことCEFC TRSMレーシングは4月18日、オリバー・ターベイの起用を明らかにし、全6名のドライバーラインアップがすべて確定したと発表した。

 2016年から2シーズンに渡ってLMP2クラスに参戦し、今季はイギリスのコンストラクターであるジネッタとタッグを組んで5号車と6号車の2台体制でLMP1クラスに挑むCEFC TRSMレーシング。

 チームは開幕2週間前に迫った現在までにシェイクダウンテスト、プライベートテスト、公式テストの“プロローグ”などで新型LMP1マシン『ジネッタG60-LT-P1・メカクローム』を走らせ、来たるスーパーシーズンに備えてきたが、エントリーについては6号車ジネッタの残るひと枠がTBAとなっていた。

 今回の発表では、その最後のシートにターベイが収まることが明かにされ、かつてスーパーGT500クラスを戦い2014年にはル・マンでLMP2クラス優勝を飾っているイギリス人は、すでに起用のアナウンスがなされているオリバー・ローランド、アレックス・ブランドルとともに6号車ジネッタをシェアすることとなる。

「我々のドライバーラインアップに、オリバー(・ターベイ)というスポーツカーやフォーミュラカーレースで活躍するドライバーを加えられてうれしく思う」と語るのはマノー・レーシングの社長兼スポーティング・ディレクターを務めるグレーム・ロードン。

「彼はこれまでに3回、ル・マン24時間に参戦するなどスポーツカーレースにおける豊富な経験を持っている。もちろん、それは我々にとって有益なことだ。オリバーの加入によって完成したドライバーラインアップにはとても満足している。(我々のチームを含む)すべての新しいLMP1チームのにとってWECスーパーシーズンは大きなチャレンジになるだろうが、今は2週間後のレースに向けて集中している」

 また、スパでLMP1デビューを果たすターベイは「WECスーパーシーズンに挑むCEFC TRSMレーシングのプログラムに参加でき、うれしく思う。2014年にル・マン優勝を飾ったあと、トップカテゴリーで総合優勝にチャレンジするのが僕の目標だったんだ」とコメント。

「この機会を掴むためにWEC参戦を了承してくれたNIOフォーミュラEチームにはとても感謝している。また、僕を選んでくれたグレーム・ロードン、ジョン・ブースをはじめとするマノー・レーシングの皆にも『ありがとう』と言いたい」

「来月のWEC開幕戦のスパで、新しいクルマをドライブするのが待ちきれないよ!」

 ターベイをラインアップに加えたCEFC TRSMレーシングは、前述の6号車ジネッタに加えて、チャールズ・ロベルトソン/デイン・ストーンマン/レオ・ルーセル組が駆る5号車ジネッタとの2台体制で、6チーム全10台が参戦するLMP1クラスに臨む。2017/18年のWEC開幕戦スパ6時間は5月3~5日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される。