映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
押見修造の同名漫画を実写映画化した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいる高校1年生の志乃と、音楽好きだが音痴な同級生・加代の交流を軸に、思春期の少年少女の葛藤や苦悩を描く青春物語。志乃役に南沙良、志乃をバンドに誘う加代役に蒔田彩珠がキャスティングされている。
予告編では、志乃が上手く言葉を話せず、クラスメイトから笑われるシーンや、加代のギター伴奏で志乃が“あの素晴しい愛をもう一度”を歌唱する様子、萩原利久演じるクラスメイトの菊地が志乃に「お前だせえよ、私なんてどこにもいませんてふりして」と言う場面などが確認できる。
ポスタービジュアルには「伝わらなくてもいい。伝えたいと思った――」というキャッチコピーと共に、自転車に2人乗りする志乃と加代をはじめ、菊地、志乃の母、志乃に寄り添う担任の姿などが写し出されている。
なお同作は、7月14日の公開に先立ち、厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財に選出。前売券は4月28日から販売を予定している。