WRC世界ラリー選手権に参戦するシトロエンは5月17~20日の第6戦ポルトガル、6月7~10日の第7戦イタリアで、ふたたびマッズ・オストベルグを起用することを明らかにした。
2015年までシトロエン、2016年はMスポーツからWRCに参戦していたオストベルグ。2017年はワークスチームを離れプライベーターとして参戦していたが、今シーズンは古巣のシトロエンへ合流し、第2戦スウェーデンへスポット参戦を果たしている。
そのラリー・スウェーデンで、オストベルグは総合6位に食い込む活躍をみせており、チームはこの結果を受けてふたたびスポット起用する方針を固めたようだ。
オストベルグが参戦するラリー・ポルトガルとラリー・イタリアは2014年に総合3位、総合2位を獲得するなど、自身が得意としているイベント。2018年型シトロエンC3 WRCでグラベル(未舗装路)イベントに参戦するのは初めてだが、オストベルグは事前テストなどで走行を重ねているという。
シトロエン・レーシングのTwitterで公開されたビデオメッセージで、オストベルグは「C3 WRCでラリー・ポルトガル、ラリー・イタリアに参戦することを発表できてうれしく思う」と述べている。
「ラリー・スウェーデンから長い休暇を経て、もう一度チームとマシンの元に戻れることがうれしいし、この2イベントで好成績を残すべく全力を尽くすよ」
「この2戦のあともマシンに乗ることができればうれしいけど、まずは目の前の戦いに集中して臨む」
これにより、シトロエンは第6戦、第7戦ではエースのクリス・ミークと若手のクレイグ・ブリーン、そしてオストベルグの3台体制を構築することになる。