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【ブログ】ライコネンの2連戦、どうしてこうなった……/F1バーレーン&中国GP自宅特派員レポート

2018年04月18日 19:21  AUTOSPORT web

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中国GPでポール取ったと思ったんですけどねぇ
今年も開幕戦オーストラリアGPからスペシャル特派員としてブログを連載していたホンマさん。ただ毎戦どこかに飛んでもらう訳にもいきませんので、貯金が貯まるまでご自宅からのF1観戦ブログとして連載していきます。

 というわけでさっそくバーレーン&中国GP編です。

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こんにちは、ホンマです。
今年もまた、自宅特派員という名で観戦レポートを書かせていただけることになりました!

自宅にいるのに特派員という日本語の矛盾に答えるべく、魂を派遣させようと思います。
あいかわらずのゆるさではございますが、少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。


ところで先日のことなのですが、わたくしホンマ、実はひとりではなかったことが判明いたしました!
いつのまにか一緒にいた、そのひとの名は「ピロリ菌」

存在が判明した途端にお別れ決定となりましたが、あんなときやそんなときも、ひっそりこっそり一緒にいたのかと思うと、借りぐらしのピロリッティ、ちょっぴりほっこりいたします。

ただ、恐らく一緒に殲滅されるであろう、わたしの中の善玉菌のことを考えると、少しだけ、胸が痛い……。


さて、バーレーンGPと上海GPは連戦でございます。
これが掲載される頃には、もうみなさんの中でのバーレーンな記憶は薄くなっていると思うのですが、わたくしの中では、思い出すと動機息切れめまいGPでございました。ぜいはあ。
まずはバーレーンGPを簡単にですが、振り返ってまいりましょう。



フリーと予選の結果からみるに「このレース、最速は(キミ・)ライコネンさんだろう?そうだろう?」と震える我。
いやでも偶数スタートはちょっと不利だわよねぇ?と一抹の不安は、確かにありました。


決勝スタート後、軽く抜かれるライコネンさんを見て、まあそうだよねぇと頷く我。
いいんです、理由があるんです。
なんてったって偶数なんですから!
長いレース、じっくり確実に進めればいいんです。
なんたって速いんですから!


……この時のわたしに伝えたい、今すぐテレビの電源を切れと。

アグレッシブな(マックス・)フェルスタッペンさんがバーストにつづいて、(ダニエル・)リカルドさんアウト。
わぉ! なんという波乱のスタート!



このときは、申し訳ないのですが、わたくし、わくわくしながら観ておりました。
本当に、人生一寸先は闇!闇ですよ!


1回目のピットでソフトタイヤに替えたライコネンさん。
そうですよね、2ストップが妥当ですよね。
メルセデスがソフトタイヤでピットな動きを見せつつ引っ込みましたが、
(セバスチャン・)ベッテルさんもソフトタイヤ。

そうですよね、2ストップが妥当ですよね。
続く(バルテリ・)ボッタスさんはミディアムタイヤ。
え……ミディアムタイヤ?
つづく(ルイス・)ハミルトンさんもミディアムタイヤ……。


この時点で、

「こりゃフェラーリにとっては、タイヤに崖があるかないかで、つまんないレースになりそうだなあ」


なんて思っておりましたが、訂正いたします。
ライコネンさん(ファン)にとっては、たいへんつまらないレースになりまして。
はい、そのライコネンさん、2回目のピット作業中の事故で終了とあいなりました……。


その後の、ベッテルさんのタイヤが最後まで持つのだろうか? なハラハラドキドキなレース展開も、

「そもそも1ストップでいけるなら、ライコネンさんのあのピットの存在意義は?」


に思考がさいなまれ、純粋にレースが楽しめませんでした。
ファンとは本当に因果な生き物であります。


バーレーンの救いは、トロロッソ・ホンダの(ピエール・)ガスリーくんが4位でフィニッシュを終えたことでございます。

前回、ホンダの山本(雅史/モータースポーツ部部長)さんが言っていた通り、一気に飛躍いたしましたよ!
どうだ、ほれ、みたことか!
と、あさってに向かって自慢したい。
ありがとうトロロッソ、ありがとうガスリーくん。



つづく上海GP。


ヘルマン・ティルケさんが設計した上の字な上海インターナショナル・サーキット。
第一コーナーのクルリンパとクソ(失礼)長い直線が特徴でございますよ。

これもし今後ティルケさんが日本のどこかにコース作るとしたら、日の字サーキットなんていいんじゃない?
と仕事中にコース図を描いてみたのですが、どうみてもただの8の字です。
……コース設計、難しいですね。


さすが近いだけあって、日本からもたくさん観戦に行かれてますね!
ああうらやましい。

わたくしも、おととし現地観戦いたしましたが、
記憶をたどってみますと、思い出すのは小籠包のことばかり……。
また食べたい、いや違うまた行きたい。
ホンマさん、来年のためにも、きちんと働きましょう。


前回に続き、フリーで好調なフェラーリさん。
ライコネンさんもかなり良さげな雰囲気で、つい期待してしまうファン心。
先週あんなことがあったのに、喉元過ぎればなんとやらでございます。

フリーでパワーユニットが壊れてしまったリカルドさんは、
なんとか予選に間に合いましたよ!



ガッツポーズのクルーに、思わずもらい泣きする我。
こういうのが好きなんだ、こういうのが好きなんだよ。(大事なことだから2度言った)
しかもこれが単なる序章にすぎないということは、このときはまだ誰も知らないんだよ。
なんてドラマチックな展開、しびれるなぁ。

さて、ここで問題です。
「ライコネンさん、ポールとったわぁぁぁ」
とガッツポーズ決めた瞬間に、ベッテルさんがポールだった時の気持ちを、どう表現したら伝わるでしょうか。


パリンッ

と何か割れた音がした? みたいな?



そういえば、骨折するとその骨は強くなるって聞いたことがあるんですが、本当でしょうかね?
その法則で行くと、わたくしホンマ、かなりの強度になっているのですが……こ、心が……(笑)


閑話休題。


(フェルス)タッペンさんのウルトラソフトでのスタートが、とても気になる決勝のはじまりです。
(奇数 + ウルトラソフト) × (フェルス)タッペン
なんだか台風の目な予感がいたしますよ!


解説陣に、去年も今年もオープニングラップで順位をあげれないキミ・ライコネンと紹介されましたが、
はい予言通りになりましたね、むしろ下げましたね。


ハミルトン、ボッタス、ベッテルと続々とミディアムに交換される中、黙々と走り続けるライコネンさん。
どうでしょうか、走り続けて何か得があるのでしょうか?

あれ? みなさん1ストップ狙いですが、もしかしてライコネンさんだけウルトラソフトな2ストップ狙いですか? 新品タイヤはあるんですか?

いやそれなら伸ばすのもわかるのですが、本当にそうなの?信じていいのぉ?
と思ったら、28周目でピットインなミディアムでした……。
そう、あなたは壁。

なんて贅沢なライコさんの使い方なんでしょう!


思わず靴下脱いで駈け出しそうになりましたが、トロロな2人の接触で思いとどまりました。
どうしたのトロロ。チームメイト同士はいかん、遺憾ですよ。


おかげさまでのセーフティカーに、レッドブル勢が即反応。
このダブルピットの見事なことよ……。
繰り返し見たい。見させたい! ←(どこのチームとは言わない)


上位陣はトラックポジション重視っていうけれど、これレッドブルの作戦勝ちになっちゃわない?
と思っていたら、やっぱりなりました。
戦略がすべてのレースでしたよ。いや本当に。


……いやちょっとまって、ほらやっぱりあそこでウルトラソフトでぶっとばしてたら、ライコネンさんいけたんじゃ?
と思うけれども、まあ新品タイヤがなかったのかもしれないので、これはたらればな話で。


(フェルス)タッペンさん、オーバーテイクの失敗が続き、
ベッテルさんにもやらかして10秒ペナルティ。

いやでも普通にしてたら、今回優勝だったんじゃないかなあ。
落ち着こう!もったいないからもう少し落ち着いて!


……あれ?ライコネンさん3位。
棚ぼた、いやこの表現であっているのかどうなのか。
巡り巡ってこの順位。

結局ボッタスさんを抜かすことはできずの3位フィニッシュ。
うれしいことには変わりないけれども、チームのみなさんの反応がなぜかとっても気になりますよ……。


ルノーさんは2台ともポイントゲット!
ヒュルケンさんは6位!
しかもあと0.5秒速ければ5位!
これは惜しかったなぁ。



トロロッソ・ホンダは今回残念な結果に……。
次戦また期待していますよ!


そして優勝はリカルドさん!
いや本当にすごい。
ポディウムでのお約束なシューイに、冷めた2人のフィンランド人もなかなかの見どころでした。



最後に、バーレンGPと上海GPを観てわかったことといえば、
「ピレリさんのタイヤの推奨周回数を、みんな信じていない」ってことですな!


それではまた!


ホンマ ナオコ


おまけ
せっかくページをいただいたので、前回同様、自作フィギュアの作成過程を紹介する許可をいただきました!
今回はフルスクラッチのミニカーを作っていきたいと思います。
完成目標は鈴鹿の日本GPです。
ま、間に合うかな……。



以前作ったミニカーたちの部品から、使えそうなものを選んで加工していきますよ。