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松任谷由実、“ユーミンの世界”で恋愛についての持論を展開「交通事故とか風邪引くみたいなもん」

2018年04月18日 13:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 松任谷由実が、4月17日にオンエアされたマツコ・デラックスがMCを務めるバラエティ『マツコの知らない世界』(TBS系)の2時間SPに出演した。


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 “ユーミンの世界”と題された企画で、サプライズ登場した松任谷。マツコが、松任谷の楽曲「白い服、白い靴」の歌詞について、「雨に濡れてまで会うほどの男ではない」と解釈したことを話すと、松任谷は「作詞のくだり、マツコの解釈、“あぁ、そうだったのか”って初めて知った」と感嘆の声をあげる。続けて「(歌詞は)なにも想定してないんですよ」とコメント。マツコが「私あれ、一番トップクラスで、ユーミンの中でも怖い方の曲」と口にすると、松任谷も「かもしれない」と頷き、「いや~、私の詞ってスゴイなって思った」と自画自賛し笑った。


 また「私なんか今回、覚悟決めて出て来てる」と明かす松任谷。「特にテレビは、理解されがたい話になってしまうからね」と話すと、マツコは「でも、もうね理解できないんだったらしなきゃいいんですよ。あとユーミンを本当に理解できることなんて多分一生ないもん」と語った。そこで、“ベールに包まれたユーミンの生態に迫る”企画を開催。“ユーミン以上にユーミンを知る大学生”の齋藤荘太朗氏が、松任谷に聞きたかったことを質問していく。


 「過去に嫉妬した歌手はいますか?」という問いに、「(自分の歌を)おぞましいって言っておきながらね、いませんよ。みんなホント、自分より上手いとマジで思ってるもの」と答える松任谷。「上手いとはホント思ってないですよ。声は変わってると思ってる」と明かした。また「恋愛の実体験の歌はありますか?」という質問には、「ないですね! 要素はあるけれど」と回答。「そのままは歌にならないね! 何事もね」と続け、「実体験はつまらないものでも、その脳でどう……」と頭の中で実体験を脚色していることを説明した。


 そんな中、まだ恋愛をしたことがないという齋藤氏に対して松任谷は「恋愛はどうかわからないけど、恋って交通事故とか風邪引くみたいなもんですよね」と語りかけ、「恋愛っていう関係項を作るんではなくても、恋は飛び込んでくるものだから、そこに素直になれば良いんですもん」と恋に対する持論を展開し、アドバイスをする。それを聞き共感したマツコも「ピュアだからこそ、戦って欲しいの」とエールを送った。すると松任谷は「私なんかも好戦的なのはそういうところ」と告白し、「自分で強いシェルターを(作らないと)」とさらに持論を展開。その例えとして「握手とかするときに、先に強く握らないと。握らせておくと、持っていかれる」や「人混みだって、ぼーっと歩いてたら、ずっと避けなきゃならない」というエピソードを挙げた。そして、「何の特にもならないんだけど」と笑い、「でもね、回り回って精神性が強くなると思うよ」と自身の考えを述べた。


 また松任谷は、自身の独特な歌声の誕生秘話について「中学のときに、パイプオルガンを初めて聴いて、教会中がガーッて鳴るから感応しちゃって、涙がバーッて出た。そのときにね、なんかパイプオルガンの音がプリントされちゃった」と明かし、「ギフトだからしょうがないよね。困っちゃうこともあるけど」声を弾ませた。


 次回は、「マツコの知らないおにぎりの世界」「マツコの知らない終着駅の世界」が4月24日に放送される予定だ。(文=向原康太)