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取り調べを受けるリリー・フランキーや安藤サクラの姿も 是枝裕和監督作『万引き家族』本予告

2018年04月18日 10:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 是枝裕和監督の長編14作目となる『万引き家族』より、本予告映像が公開された。


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 本作は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督が、この10年間考え続けてきたことを全部込めたと語る家族の物語。犯罪でしかつながれなかった家族の “許されない絆”が、ある事件をきっかけに変化していく模様を描く。


 息子と協力して万引きを重ねる父・治をリリー・フランキー、その妻・信代を安藤サクラ、彼女の妹・亜紀を松岡茉優、家族の“定収入”として年金を当てにされる祖母・初枝を樹木希林が演じるほか、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人、森口瑤子らがキャストに名を連ね、音楽は細野晴臣が担当する。


 今回公開された本予告映像では、スーパーでハンドサインを出し合いカバンにお菓子を忍ばせたり、車の窓を割りバッグを盗み去ったりする父子に、「都会の片隅で暮らす、5人の家族、彼らの家業は犯罪でしたー」とナレーションが重なる。父子はその帰りに寒空の下で震える少女・じゅり(佐々木)を見かねて連れ帰り、亜紀(松岡)が「誘拐だよ、あれ」とさらなる犯罪を匂わせつつも、家族として育てることに。家族全員で海ではしゃぐ幸せな時間が流れるのもつかの間、少女行方不明のニュースが流れると事態は一転、取り調べと思われるシーンでは、「他に教えられることがなんにもないんです」と呆然と話す治(リリー)、涙ながらに「拾ったんです。捨てた人は、他にいるんじゃないですか?」と話す信代(安藤)の表情が切り取られている。(リアルサウンド編集部)