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松本潤は10年経っても道明寺! “花男ワールド”健在な『花のち晴れ』、C5とF4はどう違う?

2018年04月18日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2005年と2007年にドラマが放送され、2008年に劇場版が公開された『花より男子』。それから10年の月日が流れ、新たにはじまった“もうひとつの花男”こと『花のち晴れ~花男 Next Season~』。原作コミックの設定ではF4の時代から2年後の英徳学園を舞台にしていたが、このドラマ版では10年後へと設定変更。まさに一世を風靡した道明寺司たちF4の時代から、時間の経過をしっかりと再現してくれているというわけだ。


参考:英徳学園制服姿の平野紫耀【写真】


 4月17日に放送された第1話では、主人公・江戸川音がまだ“庶民”ではなかった時代からはじまり、父親の会社の倒産により“隠れ庶民”として英徳学園に通う現在へと物語が移る。学園を牛耳る“C5”の面々による“庶民狩り”が行われるのを目の前で繰り広げられ、いつ自分がそのターゲットとなるか戦々恐々していた音は、バイト先のコンビニで偶然にも“C5”のリーダー、神楽木晴に遭遇。彼の秘密を目の当たりにしてしまうのである。


 改めて今回の『花晴れ』と『花男』との大きな違いを挙げるとするならば、まずは“C5”の存在だろう。『花男』のときに道明寺司、花沢類、西門総二郎、美作あきらの4人で結成された“F4”は全員が根っからの資産家の家庭で育ち、しかも運動神経も抜群で自由奔放。高校時代を徹底的に謳歌しているような印象を受けた。


 しかし今回の“C5”は全員が資産家家庭という共通点はあるものの、自由奔放な雰囲気はなく全員が他の生徒とは異なる黒い制服を身にまとう連帯の強さを発揮(F4は常に私服で登校していた)。そして彼ら全員が集まった時に話題にあがることといえば、いかにして英徳のブランドを取り戻すかという、ものすごく真面目なテーマを語り合うのである。


 さらに、“F4”が学園内で定期的に行っていた“赤札”が、今回は“庶民狩り”というものへ変わっている。なかなか気難しい道明寺を主にした“F4”の気分によってロッカーに赤いカードを貼られた者が、学校中のいじめの標的にされるという、現代では問題視されそうな風習から一転して、今回はあくまでも「学校への寄付金を支払っていない者」が「学園の品格を落としている」という理由づけの元に行われる。もっとも、彼らが常に学園の情勢を気にしていることを考えれば、少々やり過ぎではあるが、いささか納得できない行動ではないだろう。


 とはいえ、やはり道明寺のカリスマ性が10年たってもこの“花男ワールド”には堂々と健在しているのが何だか微笑ましい。道明寺に憧れて“C5”を結成する晴。回想シーンでまさかの友情出演を果たす松本潤と、晴を演じる平野紫耀の共演シーンこそなかったとはいえ、ホログラムでの共演は実現。これから3ヶ月の間で、“ホログラム松潤”の再登場はもちろん、平野と松本の2人が顔を合わせる機会がくることを期待せずにはいられない。(リアルサウンド編集部)