スティーブン・スピルバーグ監督の新作映画『レディ・プレイヤー1』の新たな映像が公開された。
荒廃した2045年のアメリカ・オハイオ州コロンバスを舞台にした同作。街の唯一の娯楽で、完全なVRの世界を体験できる「オアシス」の開発者ジェームズ・ハリデーの死をきっかけに、主人公ウェイド・ワッツが「オアシス」のどこかに隠された56兆円の価値のある宝を求めて、現実とバーチャルの世界を横断した冒険を始めるというあらすじだ。
今回の映像は日本でのみ公開されるもので、森崎ウィン演じるトシロウが日本語で「俺はガンダムで行く!」と宣言する姿や、「オアシス」におけるトシロウの分身でもあるダイトウが戦闘機から急降下して『機動戦士ガンダム』のRX-78-2ガンダムに変身するシーンなどが映し出されている。なお、「俺はガンダムで行く!」というセリフは脚本では英語の予定だったが、スピルバーグ監督の発案により撮影中に急遽変更。同作に登場する唯一の日本語になったという。
映画にはガンダムのほか、ハローキティや『ストリートファイター』シリーズの春麗とリュウなど、数多くの日本のキャラクターたちが登場。これらのキャラクターに関してスピルバーグ監督は「僕はこの映画に登場する日本のPOPカルチャーが大好きだ。みんなが知っているアキラのオートバイやガンダムなどね。この映画には日本からやってきた素晴らしいアニメやマンガが詰まっている。そして僕はそれらを讃えたかったんだ」と語っている。
『レディ・プレイヤー1』は4月20日から全国で公開。スピルバーグ監督は明日4月18日に行なわれるジャパンプレミアにあわせて約13年ぶりに来日する。