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PACIFIC with GULF RACING スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2018年04月17日 16:21  AUTOSPORT web

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PACIFIC with GULF RACING スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
PACIFIC with GULF RACING「GULF NAC PORSCHE 911」
【決勝】2018 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 300km RACE

予選 4月7日(土)Q1:21位
決勝 4月8日(日)GT300クラス16位

観客数 2万8400人(2日間合計、主催者調べ)

●予選
 Q1は石川選手。予選日の4月7日は断続的に雨、一時的に雹が降るなど2月並みの寒さでタイヤが温まりにくい。セッション中のイエローフラッグによりタイヤのピークをうまくアタックラップに使えずタイムは21番手となる。決勝は21番グリッドからのスタートとなる。

●決勝
 午前中にはまだ雨がぱらつきところどころでは雪に変わる。予選日に引き続き気温は低い。スタートドライバーは久保選手。

 21番手からスタートし、オープニングラップで18位までポジションを上げるが、タイヤと気温との合わせ込みができず、27番手までポジションを落とす。

 その為チームは予定より早いピットインを決断し、26周目にピットイン、給油、4輪交換をし、石川京侍へドライバー交代。

 26番手でコース復帰をし、順調に周回を重ね、 GT300クラス全チームのピットイン完了時点で19番手までポジションを上げる。

 その後も石川は最終ラップまでベストタイムを更新し続ける積極的なアタックを続け、16番手までポジションを上げ、チェッカー。16位完走となった。

ドライバーコメント
●久保凜太郎 【Aドライバー】
 開幕戦が終了しました! 事前の公式テスト2回のデータから持ち込んできた車のバランスは良くて、想定していたタイヤもいい方向にあったと思います!

 ただ突然の雨などで全てのメニューをこなせなかったのは少し不安が残り、また予選にも響いてきました。レースでは混戦の中いつものようにポジションを上げていったのですが早々にバランスが崩れてしまい、最低周回を走りきるのがやっとのような感じでした。

 後半のロングスティントは相方の石川選手が違うタイヤでキッチリ走ってくれて次戦に向けて良い終わり方をしてくれました!

 次戦の富士はポルシェにとって相性もよく、またその前には鈴鹿でテストもあります。次戦は決勝を見据えた組み立てを意識したいと思います。応援ありがとうございました!

●石川京侍 【Bドライバー】
 スタートは凜太郎選手が担当しましたが、タイヤの磨耗が激しく、早めのピットインでした。ピットインしてからのペースは良かったですが、16番手まで追い上げるのが精一杯でした。

 ですが、決勝のペースが良かった事はチーム、自分にとっても自信がついたので、次戦の富士大会はポルシェ911 GT3Rも得意なコースなので、ポイント獲得目指して頑張ります。応援して下さった、関係者様、スポンサー様、ファンの皆様、応援ありがとうございました!

 次戦の富士大会の応援もよろしくお願い致します!!

●まとめ
 今季初めてポルシェ911GT3Rを駆る石川選手は、若く優れた感性ですでにGT3Rにフィットし始めているもよう。いっぽうPCJ経験もある久保選手はセッティングに積極的なコメントを発信。中居エンジニアのもと三者を中心にコミュニケーションし、2回のテストから順調に準備を進めてくることができました。

 今回は厳しい気象条件に見舞われ、パフォーマンスの発揮に苦しんだ面もありましたが、決勝で果敢にポジションをあげる2人のドライバーにチームは手ごたえを感じポジティブなムードです。第2戦前の公式テスト3(鈴鹿)で課題を解決し、ポルシェの得意なコースである次戦の富士スピードウェイではいっそうの活躍をめざします。