ディスコは4月16日、「キャリタス就活2019 就職希望企業ランキング」を発表した。調査は昨年12月から今年3月にかけてインターネットで実施。就職情報サイト「キャリタス就活2019」の会員で調査対象大学に在籍する大学3年生および修士1年生合計5671人から回答を得た。
総合ランキング1位は「日本航空(JAL)」で、前年4位から3ランクアップとなった。2位は「伊藤忠商事」(前年7位)、3位は「全日本空輸(ANA)」(前年3位)と続く。
航空業界2社が上位3位にランクインしたことについて、同社は「訪日外国人の増加による需要増で就職先としても人気が集まった」とコメントしている。
旧帝大、早慶は総合商社、MARCHはメガバン人気
4~10位には順に、「三菱東京UFJ銀行」、「トヨタ自動車」、「三菱商事」、「サントリーグループ」、「東京海上日動火災保険」、「資生堂」、「東日本旅客鉄道」が入った。
学校別に見ると、東京大学など"旧帝大"は上位5位が「三菱商事」、「三井物産」、「東海旅客鉄道」、「伊藤忠商事」、「野村総合研究所」となっており、総合商社のランクインが目立った。
また早稲田・慶應義塾大学も上位5位が「三菱商事」、「東京海上日動火災保険」、「伊藤忠商事」、「三井物産」、「三菱東京UFJ銀行」となり、総合商社が上位に並んだ。
首都圏私大のMARCHは1位が「三菱東京UFJ銀行」で、以降「全日本空輸(ANA)」、「日本航空(JAL)」、「伊藤忠商事」、「ジェーシービー」と続く。上位10社にメガバンクが3行入り銀行人気が根強く見られた。
海外留学生は例年同様「三菱商事」「グーグル」などが上位に
また同社は、「海外大生が選ぶ就職人気企業ランキング」の結果も発表。調査は昨年9~10月に実施。就職情報サイト「CFN」の会員のうち2017年9月~19年8月までに海外大学・大学院を卒業(予定含む)の日英バイリンガルの学生894人から回答を得た。
総合ランキング1位は「P&G」で2位は「三菱商事」。3位には同率で「デロイト トウシュ トーマツ」「グーグル」がランクイン。
4~10位には順に、「PwC」、「アマゾン」、「ボストン・コンサルティング・グループ」、「アクセンチュア」、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」、「全日本空輸」が入った。
首位のP&Gを筆頭に、上位10社中8社が外資系企業となっている。また上位5位は各業界を代表する企業が入っており、同社は「中でも三菱商事、デロイト トウシュ トーマツ、PwCは例年上位にランクインしており海外大生の間で根強い人気を博している」としている。