作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)が4月16日、公式インスタグラムを開設した。プロフィールは「瀬戸内寂聴(95)作家・僧侶」とシンプルなものだ。
記念すべき1枚目の投稿は、"自撮り風"にも見える写真だ。少しピントがぶれているが、カメラ目線で明るい笑顔を向け、説法ではなく、
「初投稿。インスタグラム始めました #初投稿」
というコメントを添えて投稿している。
「日本最高齢のインスタグラマーとして、瀬戸内なりの視点で投稿をさせて頂きます」
インスタグラムを始める理由について、寂聴さんが代表を務める有限会社寂は、
「来月15日に96歳の誕生日を迎え、いつも好奇心を持ち、色々なことに挑戦し続ける瀬戸内が、また新たに今回公式インスタグラムを開設する運びとなりました」
と説明。今後の投稿内容については「日本最高齢のインスタグラマーとして、瀬戸内なりの視点で投稿をさせて頂きます」としている。
16日18時半現在で、フォロワーは28人。寂聴さんは、ほぼ毎月開催している「法話の会」の参加倍率が約7倍にのぼることもあるなど、すでに大きな人気と影響力を持っている。今後"インスタグラマー"や"インフルエンサー"としても名を馳せるのだろうか。
寂聴さんは1922年に徳島県に生まれ、63年「夏の終り」で女流文学賞を受賞。73年に得度し、法命・寂聴となる。92年「花に問え」で谷崎潤一郎賞受賞。2006年文化勲章受章。2018年朝日賞受賞。執筆、法話など95歳を超えてもなお精力的に活動を続けている。