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ヒステリックに豹変する女性の正体とは ロマン・ポランスキー監督『告白小説、その結末』予告編

2018年04月16日 17:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 『ローズマリーの赤ちゃん』『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキーが監督を務める6月23日公開の映画『告白小説、その結末』から、日本版予告とポスタービジュアルが公開された。


参考:美しきロマン・ポランスキー×オリヴィエ・アサイヤス【写真】


 ポランスキーが初めて女性2人に焦点を当てた本作は、デルフィーヌ・ド・ヴィガンの小説『デルフィーヌの友情』を基にしたミステリー。心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなったデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、多忙な日々に疲弊しスランプに陥っていたが、そんな彼女の前に熱心なファンであると称するエル(エヴァ・グリーン)が現れる。エルは他人の人生を代筆するゴーストライターで、その知性と献身的な態度にデルフィーヌは次第にエルに信頼を寄せるように。まもなく2人は共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルは、不可解な言動でデルフィーヌを翻弄していく。


 今回公開された予告編では、エルに出会って以来、創作ノートを失ったり、差出人不明の脅迫状を受けとったりするなど謎の嫌がらせに遭うデルフィーヌの姿が映し出されている。


 ポランスキーは本作について、「この小説のおかげで、ふたりの女性同士の対立を掘り下げるという素晴らしい機会に恵まれました」と語り、「俳優同士の相性はつねに良好とは限りませんが、エマニュエルとエヴァの相性は最初から抜群でした」と撮影を振り返る。また、『アクトレス ~女たちの舞台~』などのオリヴィエ・アサイヤスが脚本の共同執筆者として参加しているが、ポランスキーによればアサイヤスが“女性を描ける”ことを信頼しての起用だったという。(リアルサウンド編集部)