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マライア・キャリーの双極性障害 支えた元夫の心境と世間の反応は?

2018年04月16日 12:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マライアを支えた元夫は「誇らしい」(画像は『Mariah Carey 2018年4月6日付Instagram「#tbt #daydream」』のスクリーンショット)
先日、歌手マライア・キャリーが米メディアの取材に応じ「双極性障害II型の診断を下された」と告白した。その時期は2001年のことだったと言い、最近になってようやく本格的に治療を受けるようになったマライアは「薬の効果を実感している」とも明かしている。その告白に、ファンはショックを受けるとともに勇気を貰ったもよう。様々なコメントを寄せられたマライアは、インスタグラムを更新しファンに感謝の言葉を綴った。

2001年のこと、心身ともに異常をきたしていたというマライア・キャリーは「さすがに自分で対処できない」と悟ったのであろう。助けを求めて病院に行ったところ「初めて双極性障害II型の診断を下されたの」と言い、当時の心境をこのように振り返っていた。

「(病院を出てからというもの、何年もの間)全てを失うのがすごく怖かった。だから自分自身にこう納得させたの。この病気に対処する方法はひとつしかない。何もしない―それに限るってね。」

しかし「これ以上はありえない」というほどここ数年は症状が悪化、最近になってようやく治療を受けたという。

「最近までは(精神的な疾患があることを)否定して生きてきたの。孤立していたわ。そして常に怯えていた。誰かに(本当の)私を晒されてしまうんじゃないかって。そんな負担を心に感じて生きていくなんて、私には重すぎたの。そう、もうあんな暮らしは無理だった。だから治療を受けたのよ。ポジティブな影響を与えてくれる人達と時間を過ごすようになって、自分が何より愛する道に戻ったの。それは曲を書き、音楽をつくることだわ。」

そんなマライアのインスタグラムには、以下のようなコメントが多数書き込まれている。

「(精神疾患に対する)汚名と闘う人になってくれたことを、すごく嬉しく思います。」
「家族も同じ病気です。恥に思うことが少なければ、そしてより効果的な治療法があれば、どんなに楽だったことか。」
「あなたにポジティブなエネルギーと愛を贈ります。」
「あなたの音楽や存在、あなたの美、そしてあなたの性格が私を救ってくれたの。あなたにインスパイアされ、セラピーを受ける気になれた。精神面でもスピリチュアルな面でも、健康になれるようにね。」
「あなたは私達にとって、まるで虹のような存在よ。」

これらを受けマライアもインスタグラムを更新。仕事風景を公開し、このように綴った。

「一生懸命に仕事をしています。みなさんそれぞれの話にインスパイアされた気分です。そしてすごくサポートしていただけて気持ちも上向きよ。これからもお互いに励ましあっていきましょう。」

ちなみにマライアの元夫ニック・キャノンは、彼女の精神疾患を知る数名のうちのひとりだったとのこと。別れた今も「愛する子ども達のママ」としてマライアを想い続けるニックは、マライアの様子にはしっかり気を配っているという。そして病名公表について非常に誇りに思うと同時に、ただマライアの幸運を望んでいると報じられているが、気になるマライアの今の状態や胸中は…?

「今の私の状態は良い感じよ。病気の辛さを語ることも苦には思わない。ひとりで悩んでいる人達が(精神疾患に関し)恥だと思わなくなる日が来るよう願うわ。こういう病気を抱えると、ひどく孤立してしまうから。」

なお故人も含め、以下のセレブ達もかつて双極性障害を告白したことがある。

■メル・ギブソン
■ジャン=クロード・ヴァン・ダム
■デミ・ロヴァート
■ラッセル・ブランド
■シネイド・オコナー
■故キャリー・フィッシャー
■故カート・コバーン(ニルヴァーナ)
■故ジミ・ヘンドリックス
■故ヴィヴィアン・リー
■故フランク・シナトラ

画像は『Mariah Carey 2018年4月6日付Instagram「#tbt #daydream」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)