2018年F1中国GP決勝で、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは6位、カルロス・サインツJr.は9位だった。
■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=6位
スタート直後は誰もがグリップ不足に苦しんでいたようで、どのクルマも至るところでスライドしまくっていた。僕らは最初から2ストップ戦略のつもりだったから、いいペースを保ちながら、ある程度まではタイヤを持たせる必要があった。それが結果的にはうまく行ったよ。
セーフティカーが僕らには有利に働いて、その後の戦いを楽にしてくれたからね。だけど、もしセーフティカーが出なかったとしても、トップ3以外の先頭には出られたと思う。実際、ペースは良くて、中団グループのトップを走れたのだから、全体として悪い一日ではなかったよ。結果として8点を持ち帰ることができたし、楽しいレースだったことは間違いないね!
カルロス・サインツJr. 決勝=9位
チームとしては、今年2度目のダブルポイントだ。本当によくやったよ。スタートはうまく決まって、レッドブルの1台を抜けるかと思ったんだけど、結局はコース外に押し出されて1周目に2つほど順位を下げ、ニコ(・ヒュルケンベルグ)の後ろになってしまった。
そこからは、セーフティカーにも助けられて、2ストップの戦略を生かすことができた。最後のスティントでは、(フェルナンド・)アロンソとケビン(・マグヌッセン)に前をふさがれている間にタイヤのデグラデーションが進み、レース終盤にチャンスが訪れることを期待して、タイヤをセーブするしかなかった。
(セバスチャン・)ベッテルを抜くまで、あと一歩だったんだけどね……。もう1周あれば、彼をとらえていたと思う。
全体としては、ポイントを加算できたことに満足している。ただ、完璧に自信をもってこのクルマを乗りこなすには、エンジニアとさらにハードワークを続ける必要がある。