トップへ

青色植物染料PASTELのある暮らしを提案「パステル・ドクシタニ」が初の限定イベント開催

2018年04月16日 10:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
南フランスの伝統的な青色植物染料「PASTEL」を使用した新ライフスタイルブランド「パステル・ドクシタニ(Pastel d'Occitanie)」が、伊勢丹新宿店でデビューコレクションのポップアップイベントを開催する。期間は4月18日から24日まで。


 「PASTEL」染料は10世紀に南西フランスで誕生。黒海沿岸地域を原産とするアブラナ科の植物から抽出してできる希少価値の高い天然の染料で、一つとして同じではない繊細で唯一無二のブルーに染める。また、他の植物染料と異なり、薬剤を一切使用せずに化学染料と同等の堅牢度を保つことができるほか、染料にバクテリアが生息しているため経年劣化しにくく、100年経っても美しさが色褪せないブルーと言われている。16世紀末まで唯一の青色染料として重宝され、聖母マリアやフランス国王が纏う衣服の色も従来の赤色から青色に代わるなど、フランス人の色に対する概念に大きな変化をもたらした。詳しい資料は残されておらず再生不可能と言われていたが、フランスのトゥールーズの古民家に移り住んだアメリカ人のデニス・ランベール氏が5年の歳月を経て自力で解明し、現代に再生させた。同氏の染色工房には、大手メゾンやカンヌ映画祭会場のテーブルクロスのオーダーといった依頼もあるという。
 パステル・ドクシタニでは「PASTEL BLUEのある暮らし」を体現し、現代の「Art de Vivre(暮らしの芸術、生き方の技法)」に寄り添うブランドとして、時代を超えて本当の意味での豊かな暮らしや洗練されたスタイルを提案。デビューコレクションでは、クッションやマルチカバー、テーブルウェアなどのリビング(5,000円~2万円)をはじめ、インナーカットソーやワンピース、サロペットといったウェア(7,500円~3万5,000円)を展開する。

■POP UP イベント会期:2018年4月18日(水)~4月24日(火)場所:伊勢丹新宿店本館 5階=ウエストパーク営業時間:10:30~20:00