2018年F1中国GP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは18位だった。
レース中盤、ガスリーはターン14でブレンドン・ハートレーをオーバーテイクしようとして接触した。スチュワードはこのアクシデントを審議した結果、責任は主にガスリーにあるとして、10秒のタイムペナルティを科した。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=18位
難しい週末だった。土曜の朝以降ずっと、ペースを見つけられなかったんだ。予選でのパフォーマンスを見て、レースでは苦労するだろうことは分かっていた。マシンはとてもトリッキーだった。
今日はレースをいい結果で終えることができなかったから、この2週間で集めたデータを分析し、なぜバーレーンでは速かったのに、上海で苦戦したのか、理由を探る必要がある。
ブレンドンには接触したことを謝りたい。チームから、ふたりのポジションを入れ替えると言われたので、彼が僕に譲ってくれるものと思って、バックストレートでインに入りこんだ。ところが彼には僕が見えていなかったようだ。でもインに入ってしまった後は、どうすることもできなかった。
その後、かなりの時間を失うことになった。フロントウイングとステアリングにダメージがあり、すごく運転しづらかった。そのため、その後は戦うことができなかったんだ。
バクーに向けてしっかり準備を整えるよ。あそこのコースのことは知っているし、好きな場所だから、訪れるのが楽しみだ。
(ハートレーとの接触について語り)チームから無線で「ブレンドンがストレートの終わりで譲ってくれる」と言われたから、そう思ってインに入った。ブレーキを踏んで、接触を避けようとしたけれど、遅すぎた。それで当たってしまったんだ。
残念だ。チームメイトと当たることは何よりも避けたいことだからね。でもコミュニケーションがうまくとれていなかったのだと思う。
僕の方は(あそこで)譲ってもらえると思っていたけど、彼の方は違うことを考えていたんだろう。
(ペナルティについては)僕らにはどうしようもない。テレビで見たら、僕が悪いみたいに見えただろうね。でも僕らはポジションを入れ替えようとしていただけだった。彼があんな風に曲がってくるなんて思わなかったんだ。
もちろん、バトルをしていたんだったら、あんなことはしなかったよ。