カリフォルニア州ロングビーチで開催されているインディカー・シリーズ第3戦。初日となる13日は2回のプラクティス走行が行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が総合トップタイムをマーク。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は6番手と順調な仕上がりを見せた。
ロングビーチのストリートを使用して行われるインディカー第3戦。午前10時からスタートした1回目のプラクティス走行では、ディクソンが1分8秒4112でトップに立つ。2番手はライアン・ハンター-レイ、3番手にアレクサンダー・ロッシとアンドレッティ・オートスポート勢が続き、4番手はシボレー勢トップとなるシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。
前戦フェニックスでは不完全燃焼で終った佐藤琢磨は6番手と順調な滑り出しを見せた。
午後2時からのプラクティス2回目では気温が影響したのか、タイムを更新するドライバーはわずかとなる。
このセッションではロッシがトップ、2番手にハンター-レイ、3番手にジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、琢磨も4番手に入るもセッション終了間際にターン1のウォールにヒットしてしまった。
初日の総合順位はディクソンがトップ、2番手にハンター-レイ、3番手にロッシとホンダユーザーがトップ3を奪った。
「午後はだいぶ違うストーリーになってしまった。フロントグリップに苦しんだよ。気温がクルマに影響を及ぼしたようだね」
「走り出しから本当に速かったよ。ドライブするのが楽しいし、ヘアピンコーナーでの挙動は印象的だった。ここでは20周くらいでドライバーたちは新しいタイヤを求めると思うよ」とディクソン。
プラクティス2ではトップタイム、総合でも3番手につけたロッシは、「プラクティス2でトップだったのは良かったね。チームで1-2も素晴らしいよ。僕たちはたくさんのモチベーションを持って戻ってきたし、今年は強いだろうね。多くの仕事がまだあるけど、2日間続けていきたいね」とコメントしている。
総合6番手となった琢磨は、「今日はいい進歩を遂げることができました。セッションが終わるまで生産的な日になりましたね。ラップタイムがまだ僕たちが抜け出すことができると感じるものではないので多くの仕事をしなければなりません。最初のセッションからいい進歩を見せたので明日もそれを続けていきたいですね」と語った。