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嵐と『VS嵐』の人気を支えてきた“チームワーク”に感謝 番組放送10周年に寄せて

2018年04月14日 09:21  リアルサウンド

リアルサウンド

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 毎週木曜よる7時、嵐チームとゲストチームがオリジナル体感型ゲームで対決するバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)が、4月12日放送の「10周年記念春の2時間SP」をもってめでたく10周年を迎えた。放送時間帯やコーナーのリニューアルを行いながらも長年愛され続ける番組として不動の地位を築いた同番組。この10年、ホストを務める嵐が安定した人気を維持し続けてきたことはもちろん、作り手となるスタッフの、番組や嵐に対する愛情や情熱がその人気を支えてきた。


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 12日の放送のちょうど1週間前となる5日から、番組の公式Twitterでは番組スタッフたちが日替わりで登場し、「【私にとって『VS嵐』は○○である】」というメッセージを発信していた。『VS嵐』は「フェス」「嵐との闘い」「真剣な遊び場」「憧れの場所」などのフレーズとともに、それを補足するコメントを掲載。どの言葉からも楽しみながら熱心に番組が作られているのだということが分かる、いきいきとしたパワーが溢れていた。なかには、『VS嵐』を自身のキャリアにおける「最後の番組」と位置づけているという投稿も。「嵐やスタッフ皆んなに自分の持ってる総てを託したい」という熱い思いが強く胸を打つ。表舞台で活躍する嵐チームとゲストチームの陰には、もう一つ欠かせない“スタッフチーム”が存在しているのだ。


 「10周年記念春の2時間SP」のオープニングでは、まだ放送時間が昼だった頃の登場シーンが再現された。番組セットの裏にいる5人がタイトルコールを決めると、そのまま中央階段を使ってスタジオへ。櫻井翔がセンターに立ってトークを回し、むかって左に相葉雅紀と松本潤、右に大野智と二宮和也が並ぶ。大野の「いや~老けたねぇ、僕ら」と力の抜けたコメントから、笑いの絶えないトークが展開されていく。初回放送のVTRと見比べるともちろん年は重ねているものの、5人のやりとりや距離感、嵐としての“チームワーク”はまったく変わっていない。番組の歴史とメンバーたちの変わらぬ姿に思いを馳せることができる粋な演出だった。さらにこの記念すべき回、嵐チームに参加するプラスワンゲストが生田斗真だったのもファンにとってはうれしい計らいだ。嵐のメンバーたちとの親交の深い生田がジャニーズの中でプラスワンゲスト最多登場という事実にもどこか感慨深いものがあった。


 今年のフジテレビの番組改編では、長く続いた人気バラエティが次々と終了するといった残念な出来事もあった。グループも番組も、続くことは当たり前ではない。しかし、そんな中で勢いそのままに歩みを進める嵐のメンバーと『VS嵐』に改めて感謝したい。そして、これからも抜群のチームワークで私たちを楽しませ続けてくれることを願っている。(竹上尋子)