レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが、チームとマルケスのパーソナルスポンサーでもあるスペインのビールメーカー、エステレージャ・ガリシア・0.0の招きを受けて、イベント参加のためブラジルのサンパウロを訪問。イベント終了後、報道陣からの質問を受け、第2戦アルゼンチンGP決勝で起こったバレンティーノ・ロッシとの接触アクシデントについて話した。
マルケスはアルゼンチンGP決勝の序盤、スタート時のエンジンストールが原因でライドスルーペナルティを受け19番手まで後退。その後、マルケスは順位を上げるために猛烈な追い上げを見せていたが、20周目にバレンティーノ・ロッシをオーバーテイクする際にイン側から攻めたマルケスがロッシと接触。ロッシはコースの外に押し出され転倒を喫した。
ロッシとの接触により、マルケスはレース後に30秒加算のペナルティを受け、18位でレースを終えた。
波乱のアルゼンチンGPを終え、マルケスはロッシとの接触について次のように振り返る。
「僕は僕自身であり続ける。バレンティーノに接触してしまい、その後に彼が芝生に乗って転んでしまったのは不運だった。僕のミスだと理解した。ミスだからペナルティを課せられたんだ」
「(レース後)ヘルメットを脱いで、最初にしたことは謝りに行くことだった。僕たちライダー全員は限界で走っているけど、あれはミスだったから、僕は落ち着いている。そこから学ぶことが大切だ」
「あの巻き返しのなかでミスを犯してしまい、ペナルティを受けたことを十分に理解している。バレンティーノの発言に関して、僕としては意見を控えたい。レースの直後で熱くなっていたけど、だれもがキャリアのなかであのようなミスを犯したことがあり、レースの後に謝りに行く」
マルケスは今回のミスから学ぶと語る一方で、自身の走りのスタイルについては変えるつもりはないという。
「僕はいつもミスから学ぶように心掛けている。今回はバレンティーノとの間で起きてしまった。あのようなことは、チームメイト同士で起きてしまうこともあるし、今回のダニとザルコのように、チームメイトが他のチームのライダーとの間で起こってしまうこともあるけど、もう過ぎたことだ」
「すべてを学び、すべてを分析するが、バレンティーノはトラック上ではひとりのライダーだ。僕は走り方を変えるつもりはない。いつものように限界の走りを続けるよ」