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元F1ドライバーのデ・ラ・ロサ、テチーターFEのアドバイザーに就任

2018年04月13日 17:11  AUTOSPORT web

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てチーター・フォーミュラEのスポーツ兼テクニカル・ディレクターに就任したペドロ・デ・ラ・ロサ
テチーター・フォーミュラEは2017/18年シーズン第8戦パリE-Prixを直前に控えた4月12日、元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサをスポーツ兼テクニカル・アドバイザーとしてチームに迎えると発表した。

 12戦中7戦を終えた2017/18年シーズン、ワン・ツー・フィニッシュを含む2勝を挙げチームランキングトップ、所属するジャン-エリック・ベルニュがドライバーズランキングでも首位につけているテチーター。

 参戦2シーズン目でのチャンピオン獲得を目指すチームは、元フォーミュラ・ニッポン王者にして長年F1に参戦してきたベテランを招き入れることで、ライバルに対してさらなるアドバンテージを得ようとしている。

「テチーター・フォーミュラEのスポーツ・アンド・テクニカル・アドバイザーに任命され光栄だよ」とデ・ラ・ロサ。

「テチーターは今シーズン、非常によいスタートを切り、現在はチームとドライバーの両部門でチャンピオンシップをリードしている。しかし、チームをより良くしていくため、僕はチーム内の改善に挑戦していくつもりだ」

 今週末に開催されるパリE-Prixからチームに合流し、ベルニュ、アンドレ・ロッテラーとともに仕事をしていくというデ・ラ・ロサは、フォーミュラEについて「このレースは将来のモビリティの発展において重要な役割を果たすものだ。ジュネーブショーで発表された革新的なパワートレインは、この分野の進歩を実証すると同時にチャンピオンシップをこれまで以上に確立するものになった」と語っている。

 テチーターのマネージング・ディレクターを務めるイバン・イムは「デ・ラ・ロサをアドバイザーに任命したのは、彼の持つ豊富な経験がチャンピオンシップを戦略的に戦っていくために必要な要素だと考えたからだ」と説明している。

「我々は日々進歩を遂げていくなかで、より多くの成功を成し遂げるため、できる限りのチャンスを手にしたいと考えている。デ・ラ・ロサにはその任を負ってもらいたいと思っているんだ」

 長きにわたるキャリアのなかで、数多くのチームを渡り歩いてきたデ・ラ・ロサを迎えたテチーターは4月14日(土)、フランス・パリで開催される第8戦でシーズン3勝目を目指す。