レッドブル・レーシングは、中国GPを前に、ダニエル・リカルドのルノー製パワーユニットエレメントにダメージがあることを確認、交換することを決めた。
中国GPの金曜、FIAは、リカルドがパワーユニットのエナジーストアとコントロールエレクトロニクスのそれぞれ2基目を今週末に使用することを発表した。
2018年F1規則では、21戦のなかで6エレメントのうちエンジン(ICE)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限され、それを超えるとグリッド降格ペナルティを科される。つまりリカルドは第3戦にしてシーズン2基に制限されているエレメントの2基目を投入せざるを得なかったことになる。
リカルドはバーレーンで電気系のトラブルが発生したために、2周目にマシンを止めた。チームによると、エナジーストアにダメージがあったということだ。
「2基目を搭載する。もう1回交換したら、ペナルティだ」とリカルドは認めた。
「ペナルティを受ける可能性は高いだろう。できるだけ遅い時期にそうなるといいんだけど。でも(ペナルティを受けるのは)90パーセント確実だと思う」
3基目を入れて10グリッド降格を受ける可能性が高まったことにリカルドは落胆している。それでも冷静さを保って、レースを戦っていきたいと、彼は述べた。
「がっかりはしているけれど、まだ苛立ってはいない」とリカルド。
「苛立ち始めて、プッシュしすぎたりするとよくない。そういう心理になるのはよくないと思っている」
「あの結果にはがっかりして、何かを壊したくなったけど、まだ苛立つところまではいっていない」