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“ミスタール・マン”こと寺田陽次郎率いるTEAM TERRAMOSが参戦体制発表

2018年04月13日 13:51  AUTOSPORT web

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2018年の参戦体制を発表したTEAM TERRAMOS
4月12日、“ミスタール・マン”こと寺田陽次郎が結成したTEAM TERRAMOS(チーム・テラモス)が都内で2018年の参戦体制発表を行い、今季のグローバル・マツダMX-5カップ・ジャパン、ロードスター・パーティーレースIII 北日本シリーズおよび東日本シリーズに合計4名のドライバーを起用して挑むことを明らかにした。

 齢70を迎えた昨年もサルト・サーキットで開催されたル・マン24時間レースのサポートレースに参戦するなど、今なお現役ドライバーとして活躍し、同時にマツダ・モータースポーツの“顔”としても知られる寺田。

 そんなレジェンドがドライバーの育成を目的に立ち上げたTEAM TERRAMOSは今季、梅田剛、鎌倉裕貴、古澤巌、カルミネ・コッツォリーノという4名のドライバーとともに『マツダ・ロードスター』を参戦車両とする3つのワンメイクレースシリーズに参戦していく。

 そのうちのひとつは世界統一車両規則を採用し、レギュラーシーズン終了後には各国チャンピオンを一堂に集めた世界チャンピオン決定戦をアメリカで実施するワンメイクレース、グローバル・マツダMX-5カップだ。昨年日本でも開始となった同レースに参戦するTEAM TERRAMOSは、パーティーレース東日本シリーズやスーパー耐久シリーズへの参戦経験を有する梅田を起用する。

 また、ロードスターのNR-Aグレード車を対象したワンメイクレースとして2002年から続くパーティレースでは、スポーツランドSUGOを舞台に全4戦が行われる北日本シリーズに、都内でイタリアン料理店を営むコッツォリーノが参戦。

 筑波サーキットを舞台とし同じく全4戦で争われる東日本シリーズは、2016年の北日本シリーズチャンピオンとなった鎌倉と、バイオリニストとしても活躍する古澤が2台のNDロードスターで出場予定だ。また、チームは北、東、西日本の各シリーズの交流戦として9月23日に富士スピードウェイで開催されるレースにも3台体制で臨むという。

 チーム代表を務める寺田は「実績のある梅田と鎌倉は、それぞれの(シリーズで)チャンピオンを獲得することを目標とし、僕が身につけた技術やスピリットを伝授していくつもりです」とコメント。

 一方、「古澤とカルミネは、大人の趣味のひとつとしてモータースポーツを楽しもうとしています。僕のアドバイスで彼らの“走る歓び”がより高まり、世の大人の皆さま達の参考になれば、と考えている」とし、「これがマツダの参加型モータースポーツが目指すべきひとつの方向なのではないでしょうか」と語っている。