トロロッソ・ホンダF1チームのピエール・ガスリーは、バーレーンGPではマシンのパフォーマンスが素晴らしかったが、どのサーキットに行っても同様の力を発揮できるのかどうかを判断する上で、中国GPは重要な週末になると語った。
第2戦バーレーンGPで、ガスリーは予選6番手、決勝4位という、素晴らしい結果を出した。続く今週末の中国GPにも期待が集まっているが、ガスリーが上海インターナショナル・サーキットを走るのはこれが初めてだ。それでも初めてのサーキットに順応するのはいつも早い方であり、それについては心配はしていないとガスリーは述べている。
「上海インターナショナル・サーキットへは、レッドブル・レーシングのリザーブドライバーとして一度訪れたことがあるが、実際にマシンに乗るのは今週末が初めてだ。新しい場所、新しいサーキットは常に刺激をもたらしてくれるので、このサーキットで走るのが楽しみだよ」とガスリー。
「大体のF1ドライバーがそうだけど、僕もゲームでいろいろなコースを走るんだ。ゲームでこのサーキットを走るのは大好きだよ。早く実際に走ってみたいね。最初のふたつのコーナーはとても長いので、特にチャレンジングなものになるかもしれない」
「金曜日にできる限り早く順応するのが、いい週末を迎えるカギだと思っているが、基本的には、新しいサーキットに慣れるのにそこまで時間がかかるタイプじゃないし、今週末もそうなるといいなと思っている」
「まだ上海をじっくり観光できていないので、それも楽しみにしている。違う国に行って、僕の故郷であるフランスやヨーロッパと異なる文化、生き方を体験することはいつも素晴らしいだ。もちろん、上海にはかつてフランス租界があったこともよく知っているよ!」
バーレーンでのトロロッソ・ホンダとガスリーの優れたパフォーマンスには注目が集まっており、中国での活躍も期待されている。しかし木曜記者会見に出席したガスリーは、中国でもマシンはバーレーンでのような高い競争力を発揮すると思うかと聞かれ、その保証はないと慎重な発言をした。
「それは明日(金曜)にならないと何とも言えないな。そう願っているけどね」とガスリー。
「マシンのポテンシャル、セットアップ、タイヤといったものへの理解が深まってきてはいるけど、それを確認する必要がある。僕らのベースラインを判断し、他のトラックでも同じポテンシャルがあるのかどうかを確認する上で、今回の週末は絶好の機会になると思っている」
「バーレーンではすごくうまくいったが、他のサーキットでもそうなのかは分からない。そうなることを願っているよ。金曜になれば分かるだろう」
「以前より自信を深めることはできたけど、高いパフォーマンスが保証されたわけではないので、慎重に行く必要がある。バーレーンではマシンのバランスもグリップも本当に素晴らしかったが、すべての要素を完璧にやらないと、コンマ2、3秒を突然失い、中団の後方に落ちてしまう。そうなると週末の展開が全く違ったものになるんだ。だから慎重な姿勢で、物事に正しく対応していく必要があるんだ」