トロロッソ・ホンダF1チームのブレンドン・ハートレーは、中国GPが開催される上海国際サーキットは世界耐久選手権(WEC)で何度も成功を収めた場所であり、自信を持って走れるとポジティブに語っている。
前戦バーレーンGPでは、チームメイトのピエール・ガスリーが予選6番手、決勝4位という素晴らしい結果を出した。しかしハートレーにとってはあまり良い週末ではなく、予選は11番手と好位置をつかんだが、決勝ではオープニングラップでセルジオ・ペレスと接触したことで10秒のタイムペナルティを科された。13位でフィニッシュしたものの、フォーメイションラップ中の違反についてレース後に審議された結果、さらに30秒加算のペナルティを受け、17位に降格となった。
しかし、WECでタイトルを獲得しているハートレーは、同選手権での上海でのレースで2度優勝しており、この経験をF1でも役立てて、好結果を出そうと意気込んでいる。
「僕はこのサーキットでは世界耐久選手権で何度か走った経験があり、2度の優勝と2位表彰台を1回獲得している。だから今週末のレースにも自信を持って臨めるよ。WECのレースは6時間に及ぶが、3人で交代しながら走るので、実質はひとりあたり約2時間になる。これはF1のレース時間とそんなに変わらない」
「上海インターナショナル・サーキットは僕のお気に入りのトラックだ。とてもチャレンジングで、かつタイヤ消耗が激しい箇所もある。特に10種類ものライン取りが可能なターン1では、内側からのオーバーテイクも起きやすく、ドライバーやファンにとってエキサイティングなものになるんじゃないかな」
「また、バックストレートに突入する前にはとても長い右曲がりのコーナーがあり、ここは左のフロントタイヤの消耗が激しいスポットだ。なので、今週末はタイヤマネージメントが重要になるだろう」
「上海は国際色豊かで、中国ならではのカルチャーも感じられる、素晴らしい都市だ。でも、第2戦バーレーンGPからの連戦となり、忙しい週末が待っているから、観光はもう少し後の機会にしようと思っているよ」