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マクラーレン首脳、ジュニアドライバーとのF1契約説を否定「2019年のラインアップは完全に未定」

2018年04月12日 13:21  AUTOSPORT web

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ニック・デ・ブリーズ
マクラーレンF1チームのジュニアドライバー、ニック・デ・ブリーズが、2018年にF2タイトルを獲得した場合には、マクラーレンとの契約上、2019年のF1シートが与えられることになっていると発言したが、これをマクラーレン・レーシングのチーフエグゼクティブオフィサー、ザック・ブラウンが否定した。

 マクラーレンのテスト&開発ドライバーであるデ・ブリーズと、テスト&リザーブドライバーのランド・ノリスはともに今年、F2に参戦している。

 デ・ブリーズは、自分とノリスの契約書には、今年F2選手権でタイトルを獲得した場合、その報酬としてフルタイムのF1レースシートが与えられるという条件が明記されており、ブラウンからもそう言われたと主張した。

 それが事実であれば、現在マクラーレンで走るフェルナンド・アロンソかストフェル・バンドーンが今年限りでチームを離脱する可能性があるということになる。

 しかしデ・ブリーズのコメントを聞いて驚いたブラウンが、訂正を行った。

「それは話し合いを正確に反映したコメントではない」とブラウンはバーレーンで述べた。

「しかしニックは非常に優れたドライバーだ。マクラーレンは常に最も優れたドライバー2名を、シートに据えたいと思っている」

「2019年に誰が我々のマシンに乗るかということについては、口頭でも契約上でも、マクラーレンが確約しているドライバーはひとりもいない」

 ブラウンの発言について聞かれたデ・ブリーズは、今度はノーコメントを貫いた。

「残念だけど、答えられない」とバーレーンで23歳のデ・ブリーズは答えた。

「僕には答えることができないから、そのことについてはもう聞かないでほしい」