アニヴェルセルは4月11日、「結婚相手への妥協」に関する調査結果のレポートを発表した。調査は昨年4月にインターネットで実施。20~30代の既婚男女618人から回答を得た。
結婚相手に対する妥協ポイントで最も多かったのは「容姿」(24.1%)で、僅差で「収入」(23.6%)が続く。同社は、「人は見た目が全て、という言葉もありますが、皆さん意外と妥協されている」と分析し、
「それでも結婚に踏み切ったということは、お相手に『容姿』の不満を補って余りあるものがあったことの証といえるのかもしれません」
「『収入』は将来的に変化していく可能性があるものです。その期待があるからこその妥協点なのでしょう」
とコメントしている。
女性は「年収」「住んでいる場所」を妥協する一方、男性の4割は妥協点「特になし」
3位は「性格」(16%)だった。上位3つの妥協点については、「結婚相手を選ぶときに、最も重要視する点の裏返しになっているようにも見えます。重要視するからこそ、ある程度の妥協は仕方がないということかもしれません」と考察している。
以降、「家事の得意度」(15.2%)、「住んでいる場所」(13.9%)、「価値観」(11.7%)、「家族との仲」「食の好み」(同11%)と続く。一方、「学歴」(8.9%)、「家柄」(7.9%)、「年齢」(7%)は1割以下となった。
また「特にない」は全体の31.2%。約7割は何らかの点に妥協して結婚に踏み切ったことになる。
男女別に見ると、大きく開きがあったのは「収入」「住んでいる場所」「特にない」の3項目だ。「収入」を妥協点に挙げた割合は、女性(33.7%)が男性(13.6%)を20.1ポイント上回る。「住んでいる場所」を挙げる割合も、女性20.7%、男性7.1%で、女性が男性を13.6ポイント上回った。
一方、男性の40.1%は「特にない」、つまり結婚の際に妥協した点はないと回答している。この数値は女性(22.3%)を17.8ポイント上回る。
同社はこれらの結果について、
「お相手の容姿や収入や性格、もちろん全て妥協がむずかしいことだとは思いますが、ふたりの未来という視点であらためて見直してみれば、自分が抱いていた不満はとても小さなものに見えてこないでしょうか」
とコメントしていた。