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土田晃之も賞賛! けやき坂46 井口眞緒、ファンを魅了する予測不可能な求心力

2018年04月12日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月8日の『日曜もアメトーーク!2時間SP』(テレビ朝日系)内で「芸能界アイドルファンクラブ」が放送された。同コーナーではゲストたちがオススメのアイドルを紹介。なかでも土田晃之が紹介した、けやき坂46の井口眞緒に注目が集まっている。


参考:欅坂46 長濱ねる、“今欲しいもの”に珍回答 「買おうと思ったら本当に高いんですよ」


 『欅って、書けない?』(テレビ東京)の司会者として欅坂46をデビュー前から見守ってきた土田が、「歌も踊りも下手だけど一生懸命で応援したくなる」と井口を紹介。ひらがなけやきに所属する井口の一般的な認知度は決して高いとは言えないが、ゴールデンタイムの番組でフィーチャーされたことで注目度が急上昇した。


 ファンの間では個性的なメンバーとして一目置かれている井口。けやき坂46のオーディションを受けた理由も他のメンバーとは違い、カラオケで友達とよくアイドルごっこをしていたことがきっかけとなり、欅坂46のことを知らずに応募したという。


 けやき坂46のオーディションでダンスの審査が行われた際、齊藤京子と影山優佳と一緒になった井口だが、彼女だけ踊りを覚えてこなかったというエピソードがある。3月に配信されたSHOWROOMで井口は、「覚えようと思って動画見たけど、これは無理だと思って覚えるのやめたの。覚えたところで受からないと思ったの」と当時について説明。一緒に出演していた影山が、井口の好きなところのひとつとして「自分をちゃんと持っている」と挙げていたが、いい意味でも悪い意味でも、そのブレない人柄が審査員やメンバーに強烈なインパクトを残したのは間違いない。


 そのほかにも「ミックスナッツの袋を財布にしていた」、「電車の中で急に知らない人に声をかける」など、井口の個性的なエピソードを挙げたらキリがなく、欅坂46の中でも一二を争うキャラの濃さと言える。そんな唯一無二の存在だからこそ、けやき坂46初の冠番組『ひらがな推し』(テレビ東京)や『KEYABINGO!4 ひらがなけやきって何?』(日本テレビ系)での活躍にも期待の目が向けられている。


 パフォーマンスで言えば、けやき坂46初のワンマンライブで井口は「二人セゾン」のソロダンスを担当。普段は平手友梨奈の担当パートであり、ダンスが苦手な井口にはハードルの高い振付だった。しかし、彼女の不器用ながらも一生懸命なダンスが観客の心を掴み、それからファンの間では「井口セゾン」と呼称されるようになり、ライブの見どころのひとつとなっていく。土田が『アメトーーク』で「井口にしては本当によくやってるんですよ。決してうまくはないがとにかく一生懸命だった」と熱く語っていたように、ライブを重ねる毎に成長していく彼女の姿は不思議と胸を打つものがある。


 メンバーが成長していく過程を見守るのは、アイドル好きにとっての醍醐味と言える。音痴を自称し、オーディションで踊りを覚えてこなかった井口が、それでもけやき坂46のメンバー入りを果たせたのは、おそらくアイドルになくてはならない“求心力”を備えていたからだ。そんな人を惹きつける力が彼女の成長と共に徐々に開花し、土田やファンを魅了する存在になれたのではないだろうか。


 これまで様々な逸話が井口自身やメンバーの口から語られてきたが、その潜在能力はまだまだ未知数と言え、これからどのようなアイドルになっていくのかも予測不可能だ。おそらく、これから先もファンの予想をやすやすと超える成長を見せてくれるにちがいない。(本 手)