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マライア・キャリー「双極性障害II型を患っている」と初告白

2018年04月12日 10:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マライア「怖くてたまらなかった」(画像は『Mariah Carey 2018年4月11日付Instagram「I’m grateful to be sharing this part of my journey with you. @mrjesscagle @people」』のスクリーンショット)
日本でも高い人気を誇るものの、時折「ジェニファー・ロペス? そんな人は知らない」などとあり得ない発言で「大丈夫なの?」とファンを心配させていたマライア・キャリー。彼女がこのほど人気誌の取材に応じ、双極性障害II型を患っていることを初告白した。

大変な努力家で愛情あふれる母親としても知られる歌手マライア・キャリーが、このほど『People』誌のインタビューを承諾して精神疾患を患っていることを告白。「2001年に心身ともに異常をきたして病院に行ったところ、初めて双極性障害II型であるとの診断を下されたの」と明かした。その診断を受け、マライアはどのような気持ちだったのか?

「(病院を出てからというもの、何年もの間)全てを失うのがすごく怖かった。だから自分自身にこう納得させたの。この病気に対処する方法はひとつしかない。何もしない―それに限るってね。」

これまでにないほど辛い数年間を経たというマライアは、最近になってようやく治療を受けたという。

「最近までは(精神的な疾患があることを)否定して生きてきたの。孤立していたわ。そして常に怯えていた。誰かに(本当の)私を晒されてしまうんじゃないかって。そんな負担を心に感じて生きていくなんて、私には重すぎたの。そう、もうあんな暮らしは無理だった。だから治療を受けたのよ。ポジティブな影響を与えてくれる人達と時間を過ごすようになって、そして自分が何より愛する道に戻ったの。それは曲を書き、音楽をつくることだわ。」

そして今は薬を服用しセラピーも受けていると言い、薬の効果も実感しているそうだ。

「ええ。かなり良い感じよ。(薬のせいで)酷い疲労を感じることもないの。」
「適度なバランスを自分で見出すことが、一番大事なの。」

かつてマライアは「自分が抱える病気は睡眠障害」と自己診断を下しており、双極性障害II型の診断を受けて「これも病気のひとつ」と知ったのだそう。しかしそれを知るまではとにかく眠れなかったと言い、こう告白している。

「普通の不眠症なんかじゃない。起きて羊を数えたりもしなかった。ただ働いて働いて働いて…そして何日も眠らずに仕事とプロモーションに明け暮れるのが、自分の人生なんだって感じたものよ。」
「短気だったし、人をガッカリさせるのが怖くてたまらなかった。」

そう語るマライアは孤独で悲しく、時には自分の仕事ぶりに落胆し罪悪感に苛まれていたという。しかしレディー・ガガやデミ・ロヴァートらが精神疾患を公表したことに影響を受けたそうだ。今はずいぶん心の調子もよく、病気について語ることに抵抗を感じなくなったと明かしている。

「病気が自分という人間を定義づけするワケじゃないもの。私はこの病気に自分を支配させたりしない。」

画像は『Mariah Carey 2018年4月11日付Instagram「I’m grateful to be sharing this part of my journey with you. @mrjesscagle @people」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)