リクルート住まいカンパニーは4月11日、一人暮らしについてのアンケート調査の結果を発表した。全国の20~59歳までの男女235人に「一人暮らしをしてよかったこと」を聞くと、最も回答が多かったのは、「好きなときに好きなことができる」(34%)だった。
「朝遅くまで寝ていたり、夜遅くまで起きていても気兼ねしないで過ごせる」
「起きる時間、食事の時間も自由になった」「誰にも干渉されずに自分勝手にできる」
など、自由気ままに生活できて良い、といったコメントが寄せられた。
「家事をやるようになった」「親のありがたみがわかった」など「自立を実感した」人も
次いで、「親のありがたみがわかった」「自由な時間が増えた」がいずれも21.7%で同率2位。「家事の大変さが分かった」「ご飯があるありがたみが分かった」と、一人暮らしを始めたことで、それまで当たり前だと思っていた環境の貴重さに気づき、親への感謝の気持ちが芽生えた人も多いようだ。
4位は「親からの干渉がない」(17%)。「実家住まいのときは門限があった」(29歳女性)という人もいた。親が過保護だったり、厳しかったりした人にとっては、思う存分自由を満喫できるメリットは大きいのかもしれない。
5位は「恋人を気軽に呼べる」で14.5%。「実家では家族に気兼ねする」(53歳女性)というコメントもあったが、確かに、親がいては恋人を呼びづらい。
以下、6位「帰宅時間が自由」(14%)、7位「自立できた」(11.9%)、8位「家事をやるようになった」(10.6%)と続いた。一人暮らしを始めれば、家事は自分でやらなければならないし、お金のやりくりや体調の管理も全て一人でこなさなければならない。こうした日常の作業を一通り行うことで、自立できたと感じる人も多いのだろう。
出典:SUUMO(2018年4月)