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ホンダ・チーム・アジア 2018MotoGP第2戦アルゼンチンGP 決勝レポート

2018年04月11日 11:41  AUTOSPORT web

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鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア
アティラプワパがアルゼンチンGPで18位フィニッシュ
鳥羽は19位でチェッカー

2018年4月8日(日)
Rd.02 アルゼンチンGP
アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド
コンディション: ウエット
気温: 22℃ 路面: 23℃

 2018年シーズンの第2戦となるアルゼンチンGPの決勝レースで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパが18位でゴールし、チームメートの鳥羽海渡も19位でフィニッシュラインを通過しました。両選手とも、ポイント獲得こそなりませんでしたが、ともに多くを学んだ好レースとなりました。

 現地時間午後12時(日本時間9日午前0時)にスタートした決勝レースは、前日の雨の影響が残る、濡れた路面で始まりました。アティラプワパは、グリッドでリアタイヤをスリックに交換する作戦に出ました。やがてラインが乾きはじめ、ペースを上げていくと、最後はポイント圏内まであと3ポジションの位置まで追い上げました。一方、鳥羽も最終ラップまでライバルたちとバトルを続け、最後は19位でゴール。今後に向けて大きな収穫を得ました。

 次戦の第3戦アメリカズGPは、4月20日(金)現地時間午前9時(日本時間午後11時)にFP1がスタートします。

ナカリン・アティラプワパ(18位 / 42'17.714 / +33.892)
「決勝レースは難しいコンディションでしたが、サイティングラップで路面状況を見てこれは乾いてくると判断し、スタート前のグリッドでリアをスリックに交換しようと決めました。序盤は難しい展開でしたが、中盤以降はペースを上げて前のグループに追いつくことができました。しかし、最後はフロントタイヤが消耗してしまったため、それ以上は攻めることができませんでした。ポイントは獲得できませんでしたが、多くのことを学べて、とてもいいレースになりました」

鳥羽海渡(19位 / 42'21.487 / +37.665)
「スタート位置がよくなかったため、レース序盤に少し離されてしいましたが、そこから追い上げていけたのでよかったと思います。順位には納得できませんが、今回のような難しいコンディションでは苦労することが多かったので、今日は収穫の多いレースになったと思います。次のオースティンもこの調子でがんばります」

青山博一 チーム監督
「2人ともポイントは獲れませんでしたが、内容の濃いレースをしてくれました。海渡は、昨年までは雨のセッションになるといつも苦労していましたが、今日はポイント争いをできる位置で走ることができました。まだまだよくしていくべきところはありますが、昨年から成長を遂げて、このコンディションですごくいい走りをしたと思います。ナカリンはフロントにウエット、リアにスリックというタイヤのコンビネーションでレースに臨みました。中盤以降にしっかりと追い上げ、彼の選んだタイヤ選択でベストの走りをしたと思います。次のレースも、彼らのがんばりに期待しています」