トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPで4位という驚きの結果をつかめたのは、シャシーとパワーユニット、両方のパフォーマンスが優れていたからだと語った。
開幕戦オーストラリアでは、予選Q1で敗退、決勝ではガスリーはパワーユニットのMGU-Hとターボにトラブルが発生してリタイア、ブレンドン・ハートレーは最下位と、期待外れの結果に終わった。しかし2戦目にパフォーマンスは大きく改善された。予選でガスリーは6番手を獲得、決勝では4位でフィニッシュしたのだ。
トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、シーズン2戦目にしてこれほどの結果を出せたことに驚いている。
「わずか2戦目で4位になれるとは思っていなかった。しかしホンダは、最初の10戦でいい結果を出せると常に言っていた」
バーレーンの週末、トロロッソは新しいエアロパッケージを持ち込んでおり、これが大きな効果を発揮したとチームは述べている。ホンダは開幕戦でのトラブルを受け、対策を施したMGU-Hとターボを2台に投入。ガスリーはICE(エンジン)もダメージを受けていることが分かったため、これも交換した。その結果、バーレーンではトラブルは発生せず、4位を含む2台完走の結果につながった。
ガスリーは、シャシーに加えてホンダも大きく進歩したと語っている。
「セットアップを変更し、空力のプラットフォームがとても良くなっている。荷重が増し、少しドラッグが減ったようだ。それであらゆるものが良くなった。週末を通してコーナースピードも直線スピードもすごく良かったみたいだ」とガスリーが述べたとCrash.netが伝えた。
「ペースがものすごくよかった。後ろの(ケビン・)マグヌッセンよりもずっと速かった。後方にいたルノーなど、その他のマシンと比べてどうだったのかは知らないけど、僕らはどちらのコンパウンドでも速かったし、デグラデーションもなかった」
「マシンのセットアップやタイヤについて、開幕戦よりも多くのことを学べた。それが今後のレースに役立つといいね」
「ホンダは大きく進歩した。他のマニュファクチャラーと比較するのは難しいけどね。ただ、具体的な数字については言わないけれど、大きく前進したことは確かだ」
「新しいMGU-Hを導入したけれど、これは信頼性を向上させただけのものだった。だからこれほど良かったことに驚いている」
「F1で4位に入るには、優れたエンジンが必要だ。だからエンジンも優れていたのは確かだよ」