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GReeeeN、松任谷由実、ATSUSHI、コブクロ、ももクロ……“歌いたくなる”新作&ベスト盤

2018年04月10日 10:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 入学、入社、転勤など、街のあちらこちらで新しい出会いが繰り広げられる春は、歓迎会シーズンでもあります。ということで、カラオケで歌いたくなる新作&ベストを紹介。聴いて楽しい、歌って気持ちいい音楽とともに新たなスタートを飾りましょう!


(関連:松任谷由実はさらに先へと進む 自己最長ツアーで見せた濃密なエンターテインメント


■GReeeeN『うれD』
 「ソビト」(映画『キセキ ーあの日のソビトー』主題歌)、「恋」(映画『ママレード・ボーイ』主題歌)などの大型タイアップ楽曲によって10代~20代のリスナーの認知度を上げているGReeeeNの8thアルバム『うれD』。勢いのあるロックチューン「超・風」、カラフルなエレクトロナンバー「11」、壮大なサウンドとシンガロング必至のメロディを軸にした「U R not alone」(NEWS提供曲のセルフカバー)などを収録した本作は“ジャンルを超えたトラック×徹底的にポジティブな歌”というこのグループの特徴を改めて打ち出した充実作。デビュー10周年イヤーを超えて次の一歩を踏み出したGReeeeNは本作によって、新しいリスナーを獲得することになりそうだ。


■松任谷由実『ユーミンからの、恋のうた。』
 松任谷由実のデビュー45周年を記念した3枚組ベスト『ユーミンからの、恋のうた。』。CDセールス100万枚を突破したデビュー40周年記念ベスト『日本の恋と、ユーミンと。』に続くベストアルバム2部作の完結編として発売される本作は、<DISC1 Pure Eyes 純粋さを、捨てない。><DISC2 Urban Cowgirl “私”で、生きてゆく。><DISC3 Mystic Journey 旅を、やめない。>の3枚組。ユーミン自身の選曲によって、それぞれのテーマに沿った楽曲が収録されている。「瞳を閉じて」「きっと言える」(DISC1)、「ふってあげる」「雨のステイション」(DISC2)、「砂の惑星」「輪舞曲」(DISC3)など深いメッセージ、高い精神性をポップに描き出した名曲は、年齢・性別を問わず、あらゆる層のリスナーにアピールするはず。まさに日本のエバーグリーンミュージックだ。


■EXILE ATSUSHI『Just The Way You Are』
 2月28日、3月1日に京セラドーム大阪で単独公演を開催。海外留学を経て、音楽シーンへのカムバックを果たしたEXILE ATSUSHIの約1年9カ月ぶりのニューシングル『Just The Way You Are』表題曲は、ブルーノ・マーズ「Just The Way You Are」の日本語カバー。生楽器の響きを活かしたオーガニックなグルーヴ、解放感に溢れたメロディライン、“ありのままの君でいい”というメッセージを含んだリリックがひとつになったこの曲は、現在の彼の音楽的なモードに直結しているようだ。カップリングには以前から交流があるBoyz II Menのリーダー、ネイザン・モリスとの共作によるバラードナンバー「More…」のほか、留学時期に制作した英語詞の楽曲3曲を収録。4曲をつなげて一つのラブストーリーを構成するMVも話題を集めている。


■コブクロ『ONE TIMES ONE』
 2018年9月に結成20周年を迎えるコブクロの、約1年ぶりとなるニューシングル『ONE TIMES ONE』。表題曲「ONE TIMES ONE」は“1×1”の意味で、小渕健太郎、黒田俊介の出会い、“音楽を諦めたくない”という思いで活動を続けてきた20年のキャリアを投影したナンバーに仕上がっている。華やかなオーケストラサウンド、行進曲のようなアレンジを含め、新しい未来へ向かおうとしているリスナーの心に強く響く楽曲と言えるだろう。カップリングには“命のつながり”“思いのつながり”をテーマにしたミディアムバラード「バトン」、そして、『orange』(映画、TVアニメの主題歌はコブクロの「未来」)で知られる漫画家・高野苺とのコラボレーションが実現した「君になれ」を収録。


■ももいろクローバーZ『笑一笑 ~シャオイーシャオ!』
 今年1月に有安杏果が脱退、4人体制として再スタートを切ったももいろクローバーZの2018年第1弾シングル『笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~』。映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』主題歌の表題曲「笑ー笑~シャオイーシャオ!~」は、切なさと明るさが共存するメロディ、華やかなサウンドとともに“笑顔の連鎖”をテーマにした歌詞を描き出すアッパーチューンだ。<会いに行くよきっと会いに行く/にっこりしてる表情が浮かぶ>など有安を想起させるフレーズもあり、このタイミングにふさわしい楽曲に昇華されている。5月22日、23日には10周年記念ライブを東京ドームで開催。4人になったももクロはこのシングルをきっかけにして、新たなタームに突入することになるだろう。(森朋之)