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楡野鈴愛、“マグマ大使の笛”で律を呼びかける! 『半分、青い。』幼少期編で紡がれる絆

2018年04月09日 17:32  リアルサウンド

リアルサウンド

 『マグマ大使』の映像で幕を開けたNHKの連続テレビ小説『半分、青い。』第2週。先週に引き続きヒロイン・鈴愛の幼少期、親と子供同士の絆の一場面が描かれた。


参考:新しい朝ドラの予感!? 永野芽郁×北川悦吏子『半分、青い。』未知数の面白さ


 鈴愛(矢崎由紗)と律(高村佳偉人)、生まれたときからの仲であり、鈴愛の母・晴(松雪泰子)と律の母・和子(原田知世)も同じ日に同じ病院で子供たちを出産した。第7話の冒頭では、和子が晴をお茶に誘い出す。律は「内緒にしてくれ」と前置きした上で「ノーベル賞を獲る」という夢を鈴愛に伝えたが、鈴愛はそれを和子に話し、さらに和子は晴にそのことを伝える。律に対して、賢すぎて友達ができにくいと考えていた和子だったが、「律は、鈴愛ちゃんのおかげで、夢を語る相手を持ったと思っています」と晴に感謝を伝えた。律にとって鈴愛の存在は、かけがえのないものだった。和子に「ありがとう。いつか、言いたかったの」と言われた晴は、「そんな、やめて」と返す。その後にコップが倒れて笑い合う2人の姿は、母親同士の温かいつながりを感じさせた。


 先週の放送回では糸電話の実験をした、鈴愛、律、ブッチャー(大竹悠義)、菜生(西澤愛菜)の4人。ブッチャーは律の診察待ちをしている最中に、「律に何かあったら、どうしたらええんや! 俺はあいつしか友達がおらん」と泣きべそをかく。お金持ちのブッチャーがクラスメイトによくミニカーを配っていた様子を見ていた菜生は「いっぱいおるやんか」と諭すが、ブッチャーは父親から「お金でつながった関係はあかん」と言われていたことを明かし、いつも堂々としている自身の内面にあった、お金持ちの家の子ならではの悩みを吐露した。


 だが、律が病院で診てもらうほどのことの発端となったのはブッチャーだった。ブッチャーが鈴愛の名前をからかったことで、鈴愛がブッチャーにゴミ箱を投げ、それを律がかばう形で受けてしまった。律は無事だったものの、このことを晴に話そうか迷っていた鈴愛。名前をからかわれたことを伝えたら、晴が悲しむのではと考えていたのだ。律は「俺、鈴愛、いいと思うけど。いい名前やん」と自然と口に出す。鈴愛にとっても律は、素直に心のうちを話し合える存在であるようだった。


 子供ながらに本音を打ち明けられる関係性である鈴愛と律。その2人の信頼がより伝染して、晴と和子、ブッチャーや菜生たちを巻き込んでいく。先週放送された第6話後の予告では、鈴愛の成長後を演じる永野芽郁の姿が映し出され、幼少期編が今週で幕を閉じることが伝えられた。幼い頃から紡がれた皆の純粋な関係が今後どう動いていくのか、目が離せない。(大和田茉椰)