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ベン・アフレック、ホスピスで過ごす「バットマン」ファンの少年とビデオ通話

2018年04月09日 15:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ベンとのビデオ通話に少年も感動(画像は『Visiting Nurse | Hospice Atlanta 2018年4月5日付Twitter「Such a memorable day for Mukuta who’s a super #Batman fan! He received a phone call from @BenAffleck today.」』のスクリーンショット)
わずか11歳の難民の少年が、手の施しようのないガンを患いホスピスで最後の日々を過ごしている。そんな彼が誰よりも憧れているバットマン俳優ベン・アフレック(45)が、少年に電話をかけビデオ通話で励ました。

アフリカ出身の難民少年ムクタ君は、大のバットマン好きという11歳の少年だ。彼は大病をわずらい、現在はホスピスにて終末期ケアを受けている。

「強いバットマンのような大人になりたい!」

そう心から願っていたであろう少年の夢が叶う可能性は、悲しいことに「ほぼゼロ」だった。そんな少年の存在を知ったバットマンこと俳優ベン・アフレック。彼はハワイにて映画『Triple Frontier(原題)』を撮影していることからホスピスを訪問することはできなかったものの、ベンは少年に連絡して、しばしビデオ通話を楽しんだとのこと。この日の様子をホスピスは写真つきで紹介し、このようにツイートしている。

「バットマンの大ファンであるムクタ君にとって、実に思い出深い日になりました! だって、今日は(バットマン役の)ベンから電話をもらったから。コミュニティのサポートが広く伝わったこと、そして私達が使命を果たす手助けをして頂いたことに、感謝いたします。私達の使命―それは私達が尽くす人達の人生を、より良いものにすることなのです。」

この施設の職員によると、少年はベンからの電話で気力もずいぶん回復したとのこと。米『PEOPLE』では、ムクタ君を知る人物からのコメントを紹介した。

「この電話で、彼の気持ちはグンと明るくなったんです。施設を出てお店に買い出しに行きたいとまで言い出したほどです。新たな衣装を買いにね。」
「実に素晴らしい週になりました。」

またベンは、今もアフリカにいるムクタ君の実母が渡米できるよう「手助けしたい」と申し出ているとのこと。これが実現すれば、ホスピスにてとても心細い日々を送るムクタ君の気持ちは、ずいぶん明るくなるだろう。ちなみにベンへの接触を試みたのは看護師らで、Twitterにてムクタ君の存在を知った俳優ザッカリー・リーヴァイがベンにリツイートする形でムクタ君の窮状を知らせたとのこと。そうした善意の輪が広がり、ムクタ君の大きな夢がようやく実現したのだ。

画像は『Visiting Nurse | Hospice Atlanta 2018年4月5日付Twitter「Such a memorable day for Mukuta who’s a super #Batman fan! He received a phone call from @BenAffleck today.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)