2018年F1バーレーンGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは4位、ブレンドン・ハートレーは17位だった(決勝後のペナルティで13位から降格)。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーム代表フランツ・トスト
ホンダとトロロッソにとって4位というのは素晴らしい結果だ。バーレーンに、我々は新しいエアロパッケージを持ち込み、ホンダもいくらかモディファイしたものを導入した。ピエールのマシンにアップグレードを載せたところ、パフォーマンスがメルボルンの時より向上したことが、最初から分かった。
金曜には2台のセットアップを分け、ピエールは新仕様、ブレンドンは従来のバージョンを搭載して走った。するとほんの数回のランで、アップグレードが予想どおり機能していることが分かった。CFDや風洞での予測が裏付けられたのだ。
土曜に2台を同じセットアップにした。ピエールは予選で見事な走りをして6番手を獲得。(ルイス・)ハミルトンがギヤボックス交換による5グリッド降格を受けたことで、ピエールは5番グリッドからスタートすることになった。
ブレンドンも素晴らしいパフォーマンスを見せ、Q3までわずか0.1秒に迫り、予選11番手を獲得した。
決勝スタートは、ふたりともうまくいった。ピエールはポジションを守り、1周目を終えた時点で4番手を走り、(ケビン・)マグヌッセンといいバトルをし、最後まで自分のポジションを維持した。タイヤと燃料を極めてプロフェッショナルな形で管理し、スピードをコントロールして走った。ブレンドンは残念ながらスタート直後に(セルジオ・)ペレスと接触、これによって10秒ペナルティを受け、それを最初のピットストップで消化した。そういった状況だったため、8位あるいは9位といった順位でフィニッシュすることはできなかった。だがレース中、ブレンドンはいい仕事をしたと思う。長い間トラフィックのなかで走らなければならなかったため、前に追いつくのは簡単なことではなかったのだ。彼をもう一度ピットに呼び、スーパーソフトに交換することにし、それによって彼はギャップを縮めることができた。あと4周か5周あれば、10位を獲得していたことだろう。
全体的に今回の結果には非常に満足している。シーズン2戦目で4位を獲得するというのは、ホンダにとっても、レッドブル・トロロッソにとっても、非常にポジティブな兆候であるといえる。
このパフォーマンスレベルを今後も維持するために必要なものが、我々には揃っていると、私は確信している。もちろん、今日は(マックス・)フェルスタッペンと(ダニエル・)リカルドがリタイアしており、我々が毎回4位でフィニッシュできるわけではないだろう。だが(今後の)すべてのレースでポイントを獲得することは可能だと思っている。
ホンダのHRDさくらに感謝したい。彼らは冬の間素晴らしい仕事をし、パフォーマンスと信頼性の両方を大幅に改善してくれた。その結果、我々はいまこうやって、上位のポジションを争うことができている。
バイチェスターの空力部門のスタッフにも感謝する。すべてのアップグレードが予想どおり機能した。素晴らしい仕事ぶりだ。
最高の仕事を成し遂げたホンダとチームを称えたい。