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TEAM KUNIMITSU スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2018年04月09日 01:51  AUTOSPORT web

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RAYBRIG NSX-GT
2018/4/8
Rd.01 OKAYAMA GT 300km RACE
Weather:Cloudy
Ambient: 11℃, Track: 22℃

RAYBRIG NSX-GT、
戦略が奏功して2位を獲得!

 SUPER GT第1戦の決勝日を迎えた岡山国際サーキット。No.100 RAYBRIG NSX-GTは5番手からスタートを切り、スタートドライバーのジェンソン・バトン選手から山本尚貴選手へとスムーズなバトンリレーを見せたうえに、タイヤ無交換という難しい戦略を見事に完遂。初戦のレースで2位表彰台を獲得する活躍を見せた。

 前日同様、花冷えの寒い朝を迎えたサーキット。ようやく青空が先行する天候に恵まれたと思いきや、午後に入ると灰色の雲が一面に広がり、みぞれ混じりの雨が降るなど先の読みにくい空模様になってしまった。幸い、午後2時40分にレースの幕が上がると、大きく天候が崩れることはなく、ドライコンディションの中で激戦が繰り広げられた。

 スタート直後の混乱により、ジェンソン・バトン選手は8番手までポジションを落とすことになったが、時に緩急をつけた攻めの走りを見せて36周終わりでピットインする。一方、ステアリングを受け取った山本尚貴選手は、ポジションアップを狙ってタイヤ無交換を敢行。予選時より気温、路面温度が共に高い数値を示す中、タイヤマネージメントをこなしつつ周回を重ねていった。終盤、2位へと浮上した山本尚貴選手はトップを走る同じNSX-GTの17号車を猛追。惜しくも僅差で2位チェッカーとなったが、長いシーズンを見据えた上で申し分のない結果を残している。

 初のスタートドライバーを務めたジェンソン・バトン選手は「あまりの大混乱に驚いた」と言いつつ、「チームクニミツでの初レースで表彰台の結果を残せてとてもハッピー」と笑顔を見せた。またタイヤ無交換を成功させた山本尚貴選手も「それができたのもチームみんなのおかげ。次につながるレースができた」と満足気だった。