トップへ

【ブログ】Shots!──初めての予選Q3突破に上機嫌なガスリー/F1第2戦バーレーンGP

2018年04月08日 19:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

写真
予選でなんとなんと、6位!のピエール・ガスリー選手。
開幕戦のドタバタから、大躍進すぎて、正直びっくりです!
金曜から調子よくてそのままの勢いでQ3までいって、ルイス・ハミルトン選手のミッション交換ペナルティーで5番目のグリッド獲得。



予選後のテレビのインタビューブースでもずっとニコニコな感じのガスリー選手。
初めてのQ3だったし、これからが楽しみになるパフォーマンスを見せてくれました。



トロロッソとホンダの2レース目。
明日のレースでどんな結果になるのか楽しみですが、予選6位で、上にはフェラーリとメルセデス、レッドブルしかいません。

なんだか、どうしたんだろって感じです。
ドライバー、車体、PUのパッケージがうまく作用したということですけど、それにしてもスゴイことです。

ホンダPUに関しては、開幕戦のトラブルがあって交換したんだけれど信頼性の確保を重点にしたものらしいので馬力アップバージョンではないんですよね、車体とドライバーが頑張ったということなんでしょうか?

パドック、プレスルームやファンの方でも今回の順位を予想できた人は少なかったんじゃないでしょうか?
この予想外なことが起こるというのがメッキリ少なくなった昨今のF1。
そういう意味でも、良かった。

嬉しい!



6位と11位という成績でも、慎重な発言の田辺豊治ホンダF1テクニカルダイレクター。
この結果は、日本のサクラでもホッとしていると思います。

レースでどうなるかも重要ですけれどこの予選で速さが実証できたことは評価すべきことだと僕は思います。
田辺さんの遠慮なしの言葉が、早く聞きたいと思います。

対して、去年までのパートナーのマクラーレンは13位、14位。
去年のホンダPU批判をして車体の優位性を何度も主張していたのが、今や返答に窮す感じ……
ということは、我らがホンダPUは結構いいところにいるんじゃないかとも思えてきますし。

でもメルセデスPU搭載のウイリアムズ、フェラーリPUのザウバーの順位とかを見ると、現代のF1マシンのパフォーマンスは車体&PU&ドライバーのパッケージ勝負であります。
その中でも車体の出来は大きく性能に寄与しますから、少ない予算でやっているトロロッソがいい仕事をしたということでしょうか。
レースが楽しみであります。



開幕戦のホイール脱落で失意のダブルリタイアのなってしまったハース。
FP1でも気合いの入った練習をしてました。



ハースのチームエンジニアを務める小松礼雄さんに少し話を聞きました。

これまで経験したことのない順位でレースを走っていて、当然スタッフにも気合いが入りコンマ1秒でも早くマシンを送り出したいという意識が入り結果2度も失敗してしまった……2秒1とか2秒3とかじゃなく3秒かかっても確実に作業を完了させていれば良かったのだけれど、いつもと違った指示を出すとそれがミスを誘発することにもなるかもしれないと小松さん自身にも葛藤があって……僕のミスでもありますと言ってました。

人数も予算も少ない小さなチームでレースを戦うということは、マシンのセットアップやトラブルの解決など次々にこなしていかなければならないことが山ほど有る中でミスなくレースを完遂する難しさを痛感しているそうです。

もちろん、対策はしましたということですし、こうして強いチームになっていくんでしょう。
こちらも楽しみ!



FP1でマックス・フェルスタッペン選手のPUをチェックしているレッドブルのメカさん。
ルノーPUのインジェクターなのかな???

3本出ているノズルの匂いを嗅いでいるようです……一番手前のノズルだよねっていう話をしているように見えました(想像ですけど……)

コンピュター解析でわかると思うんですけれど、匂いを嗅ぐという作業をメカニックさんがやっているのを見てなんだか嬉しくなるのは変???



ハロ!
邪魔だ!まだ慣れない。。。



去年と比べるとメルセデスの優位性が少し落ちてる???
まだわからない。



日本を代表して戦っている若者二人。
福住仁嶺選手と牧野任祐選手。



レース1の結果はですね、ピンクのマシンの福住選手がDRSが壊れてピットインしなければならず18位……
後ろの紺のマシンの牧野選手は、他者に追突されてパンクしてピットに入って19位……
なんとリザルト最下位が我らがドライバー二人となってしまいました。



今年からレッドブルドライバーに抜擢され、日本のSFにも出ることになったりと注目度急上昇の福住選手。
予選は7位と悪くなかっただけに残念でした。
今年は、F1ドライバーになるために大事な1年!なんとしてもスパーライセンスを獲得してほしい!



牧野選手、今回初めて会って少し話しました。
礼儀正しい好青年という感じ。ロシアンタイムというチャンピオンチームに在籍。
予選は8位でした。



F2の開幕戦はランド・ノリス選手がぶっちぎりの優勝!
マクラーレンドライバーでもあります。
にしても、速かった。



バーレーン、シャキールサーキットの照明設備。
495個のライトがあるそうです……



そして、砂漠にとってつけたようなこんな小さな木にもお水を運ぶケーブルと照明が付いています。
すごいね!
電気代だけでもすごいと思います。
でも、新たな油田が見つかったバーレーン。
電気代などど~ってことないかな?

・・・・・・・・・・・

熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。
WEB:Mamoru Atsuta Photography