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F1バーレーンGP予選:フェラーリがフロントロウ独占、ガスリーは6番手の好位置

2018年04月08日 01:31  AUTOSPORT web

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2018年F1第2戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得
4月7日、バーレーンGP予選が行なわれた。日没直後の現地時間午後6時、Q1は気温28度、路面温度は32度というコンディションで始まった。各車とも最初からスーパーソフトでアタックへと向かう。フリー走行3回目でパワーユニットのドライバビリティに問題を抱えたセバスチャン・ベッテルはCEを2基目に交換して予選に臨んでいる。 

 1回目のアタックでブレンドン・ハートレーはターン7出口の縁石をはみ出し酷いアンダーステアだと訴えるが、鳥をヒットしてフロントウイングにダメージを負っていたことが判明してアタックを断念する。

 ロマン・グロージャンはターン1で大きくロックさせてコースオフしタイヤにフラットスポットを作ってしまった。この影響でメインストレートでDRSが使えず、タイムアタックをフイにしてしまったドライバーがフェルナンド・アロンソやエステバン・オコンなど数名おり、アロンソはQ1脱落圏の17番手に留まっている。

 その一方でフェラーリ勢とバルテリ・ボッタスはソフトタイヤでコースインし早々にQ1通過ラインを破り、トップはキミ・ライコネン、2番手ベッテル、3番手ボッタスという順。

 ピットに戻ったハートレーは立て続けにコースインして2回目のアタックへ向かい、ここで10番手タイムを記録した。

 しかし18時12分にマックス・フェルスタッペンがターン2の出口でコントロールを失いタイヤバリアにクラッシュ。これでセッションは赤旗中断となってしまった。この時点ですでに4番手のタイムを記録していたが、フェルスタッペンの予選はここで終了となった。

 18時20分にセッション再開となり、7番手ケビン・マグヌッセン以下の全車が新品のスーパーソフトを履いて最後のアタックへ。

 ここでピエール・ガスリーは9番手タイムを記録してQ2進出を決め、ハートレーも13番手のまま通過。マクラーレン勢はタイムが伸びず、アロンソに至っては最終コーナーでワイドになったグロージャンと1/1000秒まで同タイムで辛くもQ1敗退を免れた。

 ウイリアムズ勢、ザウバー勢、そしてグロージャンがQ1敗退。最終アタックの最終コーナーでスピンを喫したシャルル・ルクレールは「僕のミスだ、僕はバカだ!」と自分のミスを責めた。


 Q2は18時33分にスタート。Q3進出組にとっては決勝のスタートタイヤを決めるここでは、ギヤボックス交換による5グリッド降格を前提にソフトを履いたハミルトン以外の全車がスーパーソフトを履いてコースインする。ここでトップタイムを記録したのはベッテルで1分28秒341、これにソフトタイヤのハミルトンが0.117秒差で続き、ライコネンも0.174秒差で3番手、ダニエル・リカルドが0.621秒差で4番手。ガスリーはなんと6番手につけるが、トップから1.495秒差とタイム差は決して小さくない。

 残り3分でトップ4以外の全車がスーパーソフトの新品を履いてコースインし、ハミルトンもスーパーソフトで2回目のアタックに向かうが、ハミルトンはQ3の予行演習でありタイムは記録せずスタートタイヤにソフトを選んだ。

 各車がタイム更新する中でガスリーは自己ベストを更新できなかったものの9番手でQ3進出を果たしてみせ、ハートレーはターン4でミスを犯したものの11番手で新品タイヤでスタートする最前列を得た。

 Q2でも勢力図はほとんど変わらず、12番手はバッテリーからの回生に問題を抱えたセルジオ・ペレス、13番手アロンソ、14番手バンドーン、走行できなかったフェルスタッペンが15番手でQ2敗退となった。


 Q3は18時56分に始まり、新品スーパーソフトが残っていないガスリーとカルロス・サインツJr.、オコンは中古タイヤでコースイン。3強チームの5台は新品タイヤでアタックに入り、残りの2台はピットで待機する。

 最初のアタックでトップに立ったのはまたしてもライコネンで1分28秒101、最終コーナーでワイドになったベッテルは0.095秒差で2番手、ハミルトンは0.119秒差で3番手に留まった。

 残り4分でルノー勢がコースインし、他車もこれに続き最後のアタックへと出て行く。

 ベッテルがノーミスのアタックで1分27秒958を記録してポールポジションを奪取。ライコネンはタイム更新できず2番手に留まった。ボッタスは0.116秒差まで迫るも3番手、ターン1で右フロントを僅かにロックさせたハミルトンも自己ベストを更新できずまさかの4番手で明日の決勝は9番グリッドからのスタートとなった。

 5番手はリカルド、ガスリーも最後に好アタックを決めてマグヌッセンを0.029秒上回り6番手に飛び込んでみせる健闘で、決勝の5番グリッドを掴み取った。7番手マグヌッセン、8番手ヒュルケンベルグ、9番手オコン、10番手サインツという予選結果となった。