第1戦 岡山国際サーキット
ギリギリでショーンがQ1を突破、Q2での急な雨にセット間に合わずも高木が8位
今年は昨年の体制を維持し、高木真一とショーン・ウォーキンショーで2年目に挑む。開幕前の富士の公式テストではトップタイムも記録し、車の仕上がりは順調だ。しかし、ここ岡山ではまだ表彰台に乗った事が無いので、初戦で結果を残しチャンピオンシップを有利に進めたい。
午前のセッションでは3番手のタイムをマークした。3月に行われた岡山と富士の公式テストのデータを見て、持ち込みのセットアップを決めたが、そのセットが良い方向性である事が証明出来た。しかし、更に改善の余地が見えたのでセット変更を試みたが、雨が降ってきてしまい最終セットの確認が出来ずにフリー走行を迎えた。
Q1はドライコンディションだったので、フリー走行のセットでショーンに予選を託した。午前のフリー走行と比べ路面温度の変化もありセッティングが合っていない中で、ショーンはタイヤを上手くウォームアップ出来ずにいた。また、タイムアタックの周回に他車に引っかかってしまい、なかなかタイムが出せなかったが、セッション終盤にQ1突破ギリギリのタイムを出す事に成功した。
Q2は高木がコースインする直前に雨が降り始めた。チームはウェットのセットに変更したが、残り時間が少なかった為、完全なセット変更が出来ずに高木をコースに送り出した。高木はコントロールに苦しんでいたが、何とか8番手のタイムを出す事に成功した。
明日のレースは徐々にポジションを上げていき、表彰台を獲得したい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「岡山はいつも相性が良くないんだけどね。今日の予選は上出来じゃないかな。この手応えだと表彰台に手が届くところまで行けるかもね。綿密に作戦を練って、表彰台をゲットしたいね」
安藤博之エンジニアのコメント
「岡山と富士の公式テストから持ち込みのセットを変更しました。フリー走行では3番手のタイムが出たので、悪くないとは思いますが、予選へ向けてセット変更して徐々に改善が見られたのですが、雨が降ってき最終のセット確認出来なかったので少々不安が残りました。Q1は路面温度がかなり低くなってしまい、車を上手く合わせ込む事が出来ませんでしたが、ショーンが頑張ってくれて何とかギリギリクリア出来ました。Q2が始まる前に雨が降ってきてしまい、ウェットのセットに変更したのですが、完全にセット変更が出来ていなかったので、8番手というポジションになってしまいました。昨年は後方からレースで追い上げる事が出来たので、明日のレースセットを見直して挑みたいです」
高木真一選手のコメント
「急に降った雨だったので、ちょっとしかセット変更が出来ず、ほぼドライセットのまま走りました。アンダーステアがきつくて、コントロールするのが非常に難しかったですね。明日の決勝のコンディションを考えて今からセットを決めていきたいですね」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「タイヤのウォームアップが難しかったですね。Q1を突破する事が出来て、高木さんも急なウェットコンディションの中、素晴らしい仕事をしてくれたので、難しい状況でしたが何とか予選をうまく戦えたと思っています。明日はドライでもウェットでも良いレースペースを保てると思うので、頑張ります」