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岩田剛典、古川雄輝、大野拓朗……2018年春ドラマを彩るミスターキャンパス出身俳優

2018年04月07日 08:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 人気俳優たちが芸能界に入ったキッカケは様々だが、ひとつの糸口となっているのが、各大学が行うミスターコンテスト。中でも注目は、2009年にミスターキャンパスに出場した岩田剛典、古川雄輝、大野拓朗、佐伯大地の4人。それぞれが4月期ドラマに出演する、今話題の若手俳優だ。


参考:【画像】岩田剛典、大野拓朗が新ドラマで活躍


■岩田剛典


 EXILE、三代目 J Soul Brothersのパフォーマーとしても活躍する岩田剛典は、コンテストを機に芸能界入りしたわけではないものの、「ミスター慶應コンテスト2009」のファイナリスト。ドラマ『ディア・シスター』(フジテレビ系/2014年)で、子犬のような“ハチ役”を演じ世の女性たちを虜にすると、『HiGH&LOW』シリーズへの出演や、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど大躍進。現在公開中の主演映画『去年の冬、きみと別れ』で見せる、体当たりの演技も好評だ。


 慶應出身、甘いマスク、鍛え上げられた肉体という魅力のミルフィーユに、役者という顔も加わり一層厚みを増す岩田。「かわいい」だけではない「怒り」、「切なさ」といった表情のひとつひとつが、視聴者の心を揺さぶり続けている。そんな岩田は今回、『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)で民放連ドラ主演。自身も「連続ドラマの主演はひとつの目標でもあったので、自分の中では満を持して“挑戦”という気持ちが強いです」とコメントしており、役者・岩田剛典としての更なる飛躍に期待がかかる。


■古川雄輝


 実は、岩田が出場した「ミスター慶應コンテスト2009」でグランプリを獲得したのは、ハイスペック俳優として人気上昇中の古川雄輝。高学歴、高身長、高顔面偏差値と、非の打ち所がない古川は、2013年にドラマ『イタズラなKiss~Love in TOKYO』が放送されると、中国で大ブレイク。その後はエリートから自由人まで幅広く演じてキャリアを重ね、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)の出演によって日本でも人気を確立。現在公開中の映画『曇天に笑う』PVではキレキレのブレイクダンスを披露し、「ダンスまで踊れるの!?」と、観る者を驚かせた。


 古川が4月から出演するのは『ラブリラン』(日本テレビ系)。本人曰く、「一見無愛想でドSキャラな町田(古川)ですが、主人公のさやか(中村アン)に対して優しさも見せるツンデレ!と言った印象」と、古川の出世作となった『イタkiss』の入江直樹を彷彿とさせる役どころ。あれから5年が過ぎ、多くの作品で経験を積んだ古川が見せる“大人のツンデレ”に、胸が高鳴って止まらない。


■大野拓朗


 古川といえば、ホリプロが開催した新人発掘オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」で審査員特別賞を受賞したことで芸能界入りを果たしているが、同コンテストでグランプリを受賞したのが大野拓朗。ちなみに大野は「ミスター立教コンテスト2009」でも“ミスター立教”に選ばれた、筋金入りのミスターキャンパスである。


 2014年~2017年に放送されたNHK『Let’s天才てれびくん』にMCとして出演したことで、子どもたちから絶大な人気を獲得。ハキハキと明るくテンポのよい受け答えで“タレント”としてのポテンシャルの高さも感じさせる大野だが、役者としての活躍は言わずもがな。『とと姉ちゃん』『わろてんか』と、2年連続で朝ドラに出演したことが話題となる一方で、昨年には『猫忍』で映画初主演、舞台『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』でも主演を務めるなど、その勢いは増すばかり。そんな大野が出演するのは、『正義のセ』(日本テレビ系)。『わろてんか』の丸めがねが印象的な旅芸人役とは打って変わり、吉高由里子演じる主人公の恋人役を爽やかに演じて見せる。


■佐伯大地


 そして、大野と同じ「ミスター立教コンテスト2009」で“準ミスター立教”に選出されたのが佐伯大地。昨夏放送されたドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)で、純粋すぎる新米刑事を演じていたといえば伝わる人も多いのではないだろうか。ミュージカル『刀剣乱舞』に2015年から出演し続ける佐伯は、今年2月に出演映画『Sea Opening』が公開するなど、じわじわと注目を集める実力派である。


 今回佐伯は、岩田主演『崖っぷちホテル!』に出演が決定。鈴木浩介、渡辺いっけい、中村倫也、浜辺美波らが演じるクセのある従業員たちの中で、いかに存在感を示すことができるか。ちなみに役柄は “存在感0のウエイター”……役者として、腕の見せどころといえそうだ。


 ミスターキャンパス出場から10年近い時が経ち、“素材の良さ”に“腕の良さ”を加えて進化し続ける彼ら。学生時代から周囲をときめかせてきた4人が輝く舞台は、ますます広がりをみせている。


(nakamura omame)