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「アレクサチャン」東京で初のプレゼンテーション、英ブルームスベリー・グループに着想

2018年04月06日 22:52  Fashionsnap.com

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クリエイティブディレクターを務めるアレクサ・チャン Image by: FASHIONSNAP
アレクサ・チャン(Alexa Chung)がクリエイティブディレクターを務めるブランド「アレクサチャン(ALEXACHUNG)」が東京でプレゼンテーションを初めて開催し、新コレクション「バージニア(Virginia)」を披露した。

 「アレクサチャン」は、TVプレゼンターやスタイルアイコンとして人気を集めるアレクサが2017年5月に立ち上げたブランド。発表後すぐ買えるインシーズンコレクションを発表する形式で、4シーズン目となった「バージニア」は、20世紀に芸術家や詩人、哲学者、作家たちが参加していた組織「ブルームスベリー・グループ」から着想。フリルの襟があしらわれたシアサッカー素材の農民風ドレスをはじめ、スモックドレス、デニムサロペット、「Work of Art」といったスローガンがプリントされたTシャツやスウェットなど、実用性を兼ね備えたアイテムを多くそろえた。ウェアのほか、クロッグやエスパドリーユといったシューズやジュエリーも披露された。
 東京タワーの麓に位置するプレゼンテーション会場は、ブルームスベリー・グループが拠点としていた「チャールストン・ハウス」を再現。アレクサ自身、チャールストン・ハウスは2度訪れたことがあり「素晴らしい体験だった」と話すなど思い入れの深い場所だ。部屋やベランダ、庭など様々なロケーションを設けた巨大ジオラマが設置され、新作に身を包んだモデルたちはブルームスベリー・グループのメンバーのように釣りやアート、音楽、天体観測などを楽しむ様子を見せた。
 会場には、クリエイティブディレクターを務めるアレクサ・チャンも来場。ブランド立ち上げからの1年間を振り返り、「コラボレーションを中心に展開するようなブランドではなく、長く続くような一つのきちんとしたファッションブランドとして認知してもらいたい。そのためにも当分はプロジェクト等ではなく、目の前のコレクションを作り続けていく必要があると感じています」と明かした。新作コレクション「バージニア」は、「カラーパレットがソフトでフェミニン。柔らかい、可愛らしい雰囲気は日本にもぴったりだと思う」とコメント。なお、伊勢丹新宿店では「バージニア」コレクションを取り扱うポップアップストアが4月10日まで開催している。