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WEC:フェラーリ、ル・マン布陣を発表。ジョビナッツィが初参戦へ

2018年04月05日 14:21  AUTOSPORT web

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自身初のル・マン24時間参戦が決まったアントニオ・ジョビナッツィ
先日、2018年からWEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスに投入する新型マシン『フェラーリ488 GTE EVO』を発表したフェラーリは、6月16~17日に決勝レースが行われる2018ル・マン24時間レースの布陣を発表。育成ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィを含む4名の追加ドライバーを明らかにした。

 過去2年、フォードとアストンマーチンにル・マンの栄冠をさらわれているフェラーリ陣営。2014年以来、3年ぶりのGTEプロクラスを狙うイタリアのマニュファクチャラーは今季、シリーズにフル参戦する2台に加えて、3台目となる52号車フェラーリをシリーズのハイライトのひとつである2018年のル・マンにエントリーさせている。

 その52号車フェラーリには、ワークスドライバーのトニ・バイランダーに加えて、フェラーリ育成ドライバーで昨シーズンF1公式戦デビューを果たしたジョビナッツィ、先月行われたIMSA第2戦セブリング12時間レースでニッサンDPiを駆り、総合優勝を飾ったピポ・デラーニという若手ドライバーコンビが起用された。

 ジョビナッツィは2016年のWEC富士、上海ラウンドにLMP2クラスからスポット参戦した経験を有するが、GTEプロクラス、ならびにル・マン参戦は今回がキャリア初となる見込みだ。

 シリーズにレギュラー参戦している51号車フェラーリは、ジェームス・カラドとアレッサンドロ・ピエール・グイディのコンビに、昨年のル・マンGTEプロクラスウイナーのダニエル・セラが加入する。

 セラは今シーズン、GTデイトナクラスに参戦しているAFコルセのフェラーリ488 GT3でデイトナ24時間レース、セブリング12時間レースに参戦。2戦連続クラスポールを獲得するなど、突出した速さをみせているなかでの起用発表となった。

 僚友71号車フェラーリには、元DTMドライバーのミゲル・モリーナが第3ドライバーとして加わり、サム・バード/ダビデ・リゴン/モリーナ組という昨年と同様の布陣が組まれている。

■AFコルセ 2018ル・マン24時間 参戦体制
参戦クラス:LM-GTEプロクラス
タイヤ:ミシュラン
ドライバーラインアップ:
51号車フェラーリ488 GTE EVO
ジェームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ダニエル・セラ

52号車フェラーリ488 GTE EVO
トニ・バイランダー/アントニオ・ジョビナッツィ/ピポ・デラーニ

71号車フェラーリ488 GTE EVO
サム・バード/ダビデ・リゴン/ミゲル・モリーナ