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Google、日本と豪州を結ぶ総距離9500キロの光海底ケーブル「JGA」を設置へ

2018年04月05日 10:32  Techable

Techable

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Googleは3日、日本と豪州を結ぶ光海底ケーブル「JGA(Japan-Guam-Australia)」を設置すると発表した。グアムを中継地点とし、総距離は9500キロにも及ぶ。

増加する通信需要に対応するもので、速くて信頼の置ける通信を提供する。ケーブルの製造・敷設はNECが行い、2019年に完成予定だ。
・香港、米国ケーブルにも接続
JGAは最新の光波長多重伝送方式を採用していて、最大伝送容量は毎秒36Tbpsとなっている。

千葉県南房総市から伸びるケーブル(JGA North)と、オーストラリア・シドニーから伸びるケーブル(JGA South)がグアムでつながる。

またグアムでは香港からのHK-Gケーブル(2019年運用開始予定)と、米国ロサンゼルスからのSEA-USケーブルにも接続し、広い範囲での利便性アップが見込まれる。
・世界最大級の通信網
Googleは、2018年中に新たなデータセンターを香港やロサンゼルスなどに設置し、クラウドネットワークを拡大してく計画を発表している。このネットワークを支えるものの一つが、今回の光海底ケーブルとなる。

2019年にはチリとロサンゼルス、米国とデンマークを結ぶケーブルの運用も始まる見込みで、世界最大級を誇るネットワークがさらにパワーアップする。

身近なところでは、地図や動画の閲覧がこれまで以上に素早く快適に行えることになりそうだ。

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