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坂口健太郎、ドラマ初主演の実感は“差し入れ”と“宣伝”? 『シグナル』主演ぶりには渡部篤郎も期待

2018年04月04日 20:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月10日スタートの坂口健太郎初主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(カンテレ・フジテレビ系)の制作発表会見が4月4日に都内で行われ、主演の坂口をはじめ、北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋、甲本雅裕、渡部篤郎の7名が登壇し、ドラマへの意気込みを語った。


参考:【写真】坂口健太郎と渡部篤郎が見つめ合う瞬間も


 同ドラマは、無線機を通じてつながる“現在”と“過去”の刑事が、長期未解決事件に挑むヒューマンサスペンス。本国で人気を博したtvN制作の韓国ドラマ『シグナル』を原作とし、時を超えた“正義”への強い思いとさまざまな人間模様を予測不可能な展開で描く。


 本作がドラマ初主演となる坂口は、大先輩の北村や吉瀬らとともに緊張した面持ちで登場。本作について坂口は「すごく熱量を持って、熱く撮っています」と挨拶した。続いて、坂口が演じる三枝健人と無線で繋がる”過去”の人物、大山剛志を演じる北村は「大山剛志という正義感溢れる役をやらせていただいております。(北村が演じる役は過去の人物であるため)別で撮っていて、こうやって(他のキャストと)会うのが初めてなんですけれども、面白くなるなと感じました」とドラマの撮影裏を明かしつつ作品への期待を込めた。8年ぶりの刑事役となる吉瀬は「緊張感があるドキドキする現場。本当に楽しい、素敵な作品になっています」と久しぶりの役柄への心情を述べ、会見冒頭は本ドラマの撮影現場の様子が伺える挨拶となった。


 本作のタイトルが『シグナル』であることに掛け、会場では「他人の仕草や行動で実際に“シグナル”に気がついたことはあるか?」という質問が。キャスト陣が回答に苦戦する中、坂口は「僕は北村さんとある番組に出させていただいたときに、北村さんが考えているときの癖に気づきましたよ。顎に手を当てる癖で、お芝居のときは見せないのですが、普段の北村さんは考えるときにこう(ポーズをとる)やるんです。それはシグナルだなって」と北村のプライベートでの癖を暴露。自身の癖を指摘された北村は「昔ニュースで見たことあるんですよ、奥さんが夕飯のおかずを選ぶときにこうやって(ポーズをとる)、同じだなあと思いながら」と笑いを誘った。そんな北村のお茶目な癖について坂口は「『人は97%の行動が無意識である』という健人の台詞があって、本当にそうだなと思って。僕は北村さんの癖には気づいたけど、みんないろんな癖があるんじゃないかと。健人はプロファイラーという役なので面白い」とプロファイラーという役に強い関心を見せた。


 会見の最後には、記者から「坂口さんに対して、連続ドラマの初主演をやっていてどのように感じていますか。また渡部さんは今まで主演をやってきて、坂口さんの座長ぶりはいかがですか」という質問が。それに対し坂口は、丁寧に言葉を選びながら「クランクインまでは、どういう主演としての立ち居振る舞いがいいのかなというのはなんとなくしか考えていなかった。役に入ってから、現場に入ってからわかるのかなと。三枝健人という役を通しての、僕の主演のあり方でいいなと思っていて。改めて主演ということで何か特別なことをやっているかというと……。強いて挙げると、差し入れをたくさんしたり、宣伝が多いなってことですかね」とはにかみながら答えた。しかし続けて「この作品がいいものだって思ってほしいし、みんなに観てほしい。何か新しいことを主演としてやらなくてはいけないというよりは、逆に、みんなに盛り上げてもらっていて、感謝だなと感じています」と謙虚ながらも熱い思いを吐露した。そんな坂口を見て、渡部は「僕は楽しみにしていますよ。歳が違ったとしても吸収できるものはあるから」と、キッパリと言い切り、坂口の主演ぶりに期待を寄せた。


 緊張感もありキツい現場であるというキャスト陣の言葉からも、熱量の多い現場であることが伺える。しかしそんな中でも、終始お互いを見合いながら和気あいあいと話す姿からは強い信頼感を感じた。事件に対して向き合うという役柄を演じるキャスト陣だからこその、真っ直ぐさが伝わる会見となった。


(Nana Numoto)