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アルベール王子、沖合拡張工事にともなってF1モナコGPのレイアウトを変更する可能性を示唆

2018年04月04日 16:11  AUTOSPORT web

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モナコGPのコースレイアウトが変更される可能性が浮上
モンテカルロで現在進行中の、2億ユーロという巨額をかけたモナコ公国の沖合拡張プロジェクトにより、F1サーキットのレイアウトが変更される可能性がある。

 サーキットのトンネルのすぐ前に位置する都市部は、地中海の上へ約15エーカーの広さで拡張される予定だ。このプロジェクトが2025年に完成すると、新地区ポルティエのコーナーは世界一高級な住居エリア、公共スペース、眺めの良い公園と小さなマリーナを有することになる。

 追加される一画は、ゆくゆくはモナコの曲がりくねったコースを調整する目的でも使われるかもしれないとアルベール2世が示唆した。

「我々は折にふれてサーキット拡張のあらゆる可能性を検討しているが、新たな土地の拡張を行なっていることを考えに入れるべきだ」とアルベール公はForbesのインタビューで述べた。

「まだ何の計画もない。ただ我々や自動車クラブ、また政府の人々の頭の片隅にあるだけだが、可能性はあるだろう」

「必ずしもそうなるとは言わないが、ある時期になったら協議を始め、改善するだけではなく少々変更するなどして、どうすればエキサイティングなコースにできるかを、話し合うことになるだろう」

「まだシンプルなアイディアを考えているだけで、それ以上のことではない」と彼は付け加えた。

 現代的なF1開催会場の中でモナコのコースは古いものだが、F1が派手な魅力に執着するのと同様に、モナコもグランプリレースに執着している。

「モナコGPなしのF1シーズンなんて想像することなどできないほどに、ここはF1の歴史の一部なのだ」とアルベール公は話す。

「F1のすべてのパートナーと話したところ、ここはためらうことなく顧客を連れて来られる会場のひとつだと彼らは言っている。そこには何らかの意味があるはずだ。多くの人々にとって、並ぶもののない唯一の場所なのだ」