トップへ

ロボットを通して“運命の人”に片思いを告白 『きみへの距離、1万キロ』本編映像公開

2018年04月04日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 4月7日に公開される映画『きみへの距離、1万キロ』の本編映像が公開された。


動画はこちら


 第74回ヴェネチア国際映画祭でフェデオラ賞に輝いた本作は、遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う、男女の運命の恋を描いたラブストーリー。『魔女と呼ばれた少女』のキム・グエンが監督を務めた。


 今回公開されたのは、北アフリカに住む女性・アユーシャ(リナ・エル=アラビ)と、遠隔操作ロボットを通して彼女に一目惚れして以来、約1万キロ離れたデトロイトから、見つからないように彼女をずっと見守り続けていたゴードン(ジョー・コール)の姿を映した本編映像。


 両親に無理やり決められた結婚から逃れ、恋人と駆け落ちする費用をなんとか捻出しようとするが上手くいかず、日々疲弊していくアユーシャ。そんな彼女の前で、ゴードンが操作するロボットのバッテリーが切れて静止してしまう。これ以上隠れることできないと思ったゴードンは、「怖がらないで」「デトロイトから君を見てた、恋人と国外へ逃げるんだよね?」と、ついにロボットを通して初めて彼女に話しかける。これまでの全ての事情を知っていることを話し、「恋人と一緒に逃げる力になりたい」と協力を申し出るゴードンに対して、アユーシャは、ロボットから発される突然の声を怪訝に思いながらも、その声に応え、ロボットからの声の指示通りに、完全に停止してしまったロボットをゴミ箱に捨てる。


 それまで遠隔監視ロボットを通して、ただその幸せを受け身で見守るだけだったゴードンが、“運命の人”アユーシャに自分の存在を明かし、遂に自分の力で現実の世界に一歩を踏み出す、物語の重要なキーとなる映像が映し出されている。(リアルサウンド編集部)