3月31日~4月1日に鈴鹿サーキットで開催されたピレリ・スーパー耐久シリーズ2018第1戦『SUZUKA S耐 “春の陣”』。このレースでST-TCRクラスの優勝を飾ったModulo CIVIC TCRの勝利に、ホンダ・シビックタイプR TCRを生産するイタリアのJASモータースポーツも、祝福のメッセージを寄せている。
2018年から本格的にデリバリーがスタートしたFK8型のシビックタイプR TCRは、1月のドバイ24時間でRKC/TGMモータースポーツが走らせ本格的にレースデビュー。続いて北米のピレリ・ワールドチャレンジでリアルタイム・レーシングがシビックを走らせ、ライアン・エバースレーによって表彰台を獲得した。
迎えたスーパー耐久第1戦鈴鹿は、FK8型シビックタイプR TCRにとっては3戦目のレースとなったが、植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志組97号車Modulo CIVIC TCRがアウディ勢の後退にも助けられトップに浮上。逃げ切り勝利を飾った。
この勝利は、FK8型シビックタイプR TCRの“世界初勝利”となった。マシンを製作したイタリアのJASモータースポーツからは、TCRプロジェクトリーダーのマッズ・フィッシャーの喜びのコメントが寄せられている。
「わずか3戦で、新型シビックタイプR TCRがレースウイナーとなったことに、我々は大きな喜びを感じているよ。それもスーパー耐久という、非常にハードな戦いが強いられるレースでの成功なんだからね」とフィッシャー。
「Modulo Racing with DOMEは、これまでの多くの選手権での成功で証明されているように、素晴らしい組織だ。彼らは最初のレースでこの結果を成し遂げるために、素晴らしい仕事をしてくれたと思う」